クリストファー・ノーラン監督作『オデュッセイア』、全世界のIMAX初動興収が史上最高を記録
2026/07/24
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IMAXコーポレーションは、2026年第2四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比12%増の1億284万ドル、純利益は同30%増の1,591万ドルとなり、主要な財務指標はいずれも市場予想を上回った。
純利益率は前年同期の13.3%から15.5%へ上昇。調整後EBITDA(自律的な収益創出)は前年同期比23%増の4,797万ドルとなり、EBITDAマージンも4ポイント改善して46.6%となった。EPS(1株当たりの利益)は0.27ドルで前年同期比35%増、調整後EPSは0.43ドルで同65%増を記録している。
2026年上半期の営業活動によるキャッシュフローは前年同期比19%増の3,601万ドル。設備投資などを差し引いたフリーキャッシュフローも2,299万ドルとなり、前年同期の813万ドルから大きく改善した。
事業別では、映画作品のIMAXフォーマット化などを手がける「コンテンツ・ソリューションズ」の売上高が前年同期比2%増の3,469万ドル。IMAXシステムの販売・リースや保守サービスなどを含む「テクノロジー・プロダクツ&サービス」は同16%増の6,481万ドルとなった。
第2四半期のIMAXグローバル興行収入は2億8,500万ドルとなり、2019年以来、第2四半期として過去最高を記録。前年同期比では1%増だったものの、中国本土を除く海外市場では24%の成長となった。
同四半期の興行収入を牽引した作品は、『Michael/マイケル』が6,900万ドル、『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が4,200万ドル、『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が3,900万ドルだった。
特に、クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』は、公開初週末だけでIMAX興行収入5,200万ドルを記録し、対象市場ではIMAX史上最高のオープニング成績を達成。作品全体の世界興行収入の20%をIMAX上映が占めたという。なお、この数字には公開前だった韓国、中国本土、日本の興行収入は含まれておらず、日本では9月11日(金)に公開予定となっている。
劇場ネットワークの拡大も順調で、第2四半期には38システムを新たに導入。前年同期の36システムを上回り、第2四半期として過去10年間で最多となった。このうち販売契約による導入は18システムで、前年同期の13システムから増加している。
6月30日時点の商業シネコン向けIMAXシステム数は1,809で、前年同期の1,750から増加。中国を除く海外市場のネットワークは前年同期比9%拡大した。商業施設や教育・文化施設向けを含めた全世界のIMAXシステム数は91の国・地域で計1,876システム、受注残は421システムとなっている。日本市場も好調で、第2四半期のIMAX興行収入は約2,100万ドルとなり、第2四半期として過去最高水準を記録した。
IMAXは『オデュッセイア』を皮切りに、2026年後半もIMAX向け大型作品を順次公開する予定。ラインナップには、デニス・ヴィルヌーヴ監督の『デューン 砂の惑星PART3』、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、トム・クルーズ主演の『DIGGER/ディガー』などが並ぶ。
このほか、Netflix製作によるIMAX独占劇場公開作品『The Adventures of Cliff Booth』や、各国で制作されるローカル言語作品も公開予定。『デューン 砂の惑星PART3』はIMAXフィルムカメラで撮影され、IMAX 70mmフィルムでの上映も計画されている。