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LG、積層型有機ELディスプレイの新ブランド「Tandem WOLED」「Tandem OLED」
編集部:太田良司LGは、13年ぶりとなる新しいOLEDブランドとして、積層型OLED技術を採用した「Tandem WOLED」と「Tandem OLED」を発表した。1月に米ラスベガスで開催されるイベントCES 2026にて初の技術展示を行う。
LGディスプレイによる積層型OLED技術に対するブランド名。Tandem WOLEDは、大型のOLEDテレビやモニター向け、Tandem OLEDはノートパソコンやスマートフォン、車載用として使い分けるとのこと。どちらもブランド名のTandem(タンデム)が表す通り、RGBの発光層を独立した階層として積層する同社独自のタンデム構造を前面に打ち出すとしている。
タンデムOLEDの技術はRGB発光層を2層積層するアーキテクチャの利点を前面化し、高輝度と高効率、長寿命を両立させるプラットフォームであると同社は説明。耐久性と性能、寿命、輝度、消費電力の面で優位性があるとのこと。
Tandem WOLEDの “W” は、同社OLED技術の特徴である白色OLED光源を指している。「Tandem WOLEDブランドは、LG Displayが2013年に世界初の大型OLED製品の量産を開始して以来、重要な節目となるものだ」と同社は述べている。
そして同社は、タンデム技術を商用化した世界初の企業として、あらゆる環境で鮮やかで長持ちする明るさ、高効率による低消費電力、従来の制約を超えるデザイン自由度をベースに、技術リーダーシップの強化をさらに図ると説明している。
上述のとおり初披露はCES 2026で行い、大型OLEDはメイン会場近くのコンラッド・ホテルにブースを展開。また、モビリティ技術を扱うウェストホール(LVCC)では自動車向けディスプレイのブースを展開する。