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公開日 2023/07/26 19:59
レギュラー番組の廃止ほぼナシ

NHK、新BSチャンネルは「テーマパークのようなもの」。番組編成の背景を説明

編集部:小野佳希
NHKは、BS放送の2023年下半期の編成方針に関する説明会を開催。12月に予定しているBS1とBSプレミアム(BSP)の統合についてなどをあらためて説明した。

再編で誕生するNHK BSチャンネルのイメージイラスト

別記事で紹介しているとおり、BS1とBSPの統合再編によって廃止される定時番組(いわゆるレギュラー放送)は、ほぼない。「両チャンネルともフリーゾーンが多かった。その枠で展開している再放送を減らし、いろいろな番組が楽しめるようにする」という。

廃止される一部の番組の例としては、現在BSPで放送している「プレミアムカフェ」が挙げられる。同番組は過去のBSの名番組をゲストとともに楽しむというものだが、「BS 4K(12月からは『BSプレミアム4K』に改称)でも放送しており、12月以降も放送を続けるので、そちらでご覧いただければと思う」と理由が述べられた。

BS1とBSPの番組をほぼ継続させるに至った背景についてNHKは、「BS放送の視聴者は、受信料を追加で払ってでも番組を見たいという、熱心なテレビファンの方々。現在のBSの番組はそんな目が肥えた方たちに磨かれた番組ばかり」だからだと説明。熱心なテレビファンの想いに応えたいとした。

その上で、「新BSチャンネルはテーマパークのようなものだと考えている」とコメント。「テーマパークには様々なアトラクションがあり、驚きや楽しさがある。NHK BSもそれとまったく同じだと我々は考えている」とし、「国際報道、スポーツ、文化芸術、映画、エンタメ、これだけのものがひとつに凝縮している場はなかなかないのではないか。一度ここに入ってもらえれば、世界の楽しみ方が広がるようなチャンネルにしていきたい」と言葉を続けた。

なお、現在のBSPは2024年3月いっぱいで停波する予定。BS1が新たにNHK BSへと変わる12月1日以降、BSPではチャンネル再編の周知案内を行うのみとなる。

また、新たなNHK BSチャンネルは現在のBS1が使っているBS 101chでの放送となるが、101chをそのまま使うため、視聴者側でテレビやレコーダーの設定をやり直す必要はない。

加えて、BSPでの周知方法についても、例えば「このチャンネルは放送を終了しました」という案内だけを常時表示するようなものではなく、本来その時間に放送していた番組について「この番組は現在NHK BSチャンネルで◯時から放送しています」と誘導するなど、番組ごとに細かく案内することを検討しているという。

「『視聴者を迷子にしない』を合言葉に検討を続けている」とのことで、「かなり細かな、それこそテーマパークのお兄さんお姉さんのようなつもりで皆さんをしっかりといざないたい」と説明した。
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