<TIAS>JBLのスタジオモニターフラグシップ「4369」ワールドプレミア
2025/10/19
ハーマンインターナショナルは、同社JBLブランドから、スタジオモニターの新フラグシップモデルとなる「JBL 4369」を2026年春に発売する。価格は1台1,760,000円(税込)。
昨年の「東京インターナショナルオーディオショウ 2025」にて初公開された製品が、国内発売を正式決定したかたち。
新開発の15インチ(380mm)ウーファーユニット「2219Nd-1」と、デュアルボイスコイル&ネオジウムモーター(磁気回路)を備える3インチ(約76mm)のD2コンプレッションドライバー「D2830B」、そしてJBL特許技術の「HDI(High-Definition Imaging)ホーン」を組み合わせた2ウェイフロア型モデル。
2219Nd-1ウーファーは独自技術の「Differencial Drive」を採用し、3インチのボイスコイルを2基装備。ピュアパルプコーンにはコッパーキャップとショートリングを装着して交流インダクタンスを低減、歪みを抑え、中域の明瞭度を向上させた。
また、新設計のフレームには鋳造アルミニウムを採用し、高い剛性と通気性の両立を図った。このほか、従来モデル比で最大50%の振幅性能向上を実現したネオジウムモーター、高エクスカーション時の非線形歪みを排除するデュアルダンパー構造を備えている。
D2830Bコンプレッションドライバーは、軽量素材Teonex製のリング状振動板を2枚搭載するデュアルダイアフラム設計で、振動板1枚ごとに独立したボイスコイルとネオジウムモーターを装備。高域の出力を強めつつ、より広帯域かつ滑らかな特性を実現したという。さらにSonoglass製HDIホーンを組み合わせ、パフォーマンスを最大限に引き出した。
クロスオーバーネットワークには、多数の小型コンデンサーを用いる「MultiCap」デザインを採用。一般的に大型コンデンサーを使用する部分を小型コンデンサーに置き換えることで、ESR(等価直列抵抗)とエネルギーロスを低減。その結果ドライバーへの信号伝達量、パワーハンドリング、ダイナミクス、歪みを改善し、卓越した明瞭度を実現するとしている。
キャビネットには厚さ約25mmのMDF材を使用し、フロント下部のバッフルにはさらに約16mmのサブバッフルを追加することでウーファーをしっかりと支持。内部には上下方向のパネルすべてを結ぶよう2本の補強ブレースを配置して剛性を高め、不要共振を最小限に抑えた。
また、キャビネットのサイズとアスペクト比を最適化することで、コンプレッションドライバーがリスナーの耳の高さと一致するようデザイン。底部にはフラグシップライン “JBL SUMMITシリーズ” と共通のIsoAcoustics社製「アイソレーションフィート」を装備した。
リアにはバイワイヤリング/バイアンプ接続対応のデュアルバインディングポストを搭載。フロントにはデュアルバスレフポートに加え、高域/超高域を調節できるトリムコントロールを配置する。
再生周波数特性は28Hz - 25kHz(-6dB)、インピーダンスは6Ω、感度は93dB(2.83V@1m)。推奨最大アンプ出力は350W RMS。クロスオーバー周波数は800Hz。外形寸法は630W×1120H×470Dmm、質量は63.5kg。
なお本モデルは、2月14日(土)、15日(日)に愛知県名古屋コンベンションホールにて開催される「AUDIO FEST in NAGOYA 2026」にも出展し、デモンストレーションを実施予定とのこと。