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公開日 2019/06/19 18:42
フォノイコやUSB出力を内蔵

ティアック、ナイフエッジ方式トーンアーム搭載の第2弾レコードプレーヤー「TN-3B」。約5.5万円

編集部:平山洸太
ティアックは、ベルトドライブ方式のレコードプレーヤー「TN-3B」を7月下旬に発売する。価格はオープンだが、54,800円前後での実売が予想される。

「TN-3B」(チェリー)

「TN-3B」(ピアノブラック)

先行して登場した「TN-4D」(関連ニュース)に続く、SAEC(サエク)とコラボしたナイフエッジ機構搭載トーンアームを搭載したレコードプレーヤー。薄型キャビネットを採用、MM型カートリッジ対応フォノイコライザーと、USBデジタル出力を内蔵する。仕上げは、チェリーとピアノブラックの2種類を用意。ピアノブラックには多層塗りが施され、チェリーには天然の突板光沢仕上げが実施される。

筐体のコア材は高密度MDFで、プラッターは直径30cmのアルミダイカスト製。速度は45、33-1/3の2種類に対応し、EPとLPの再生に対応する。プラッターの外周部にベルトを掛けて回転させる外掛け式ベルトドライブを採用することで、DCモーターのコギングがプラッターの回転に与える影響を最小限にし、より滑らかで高精度な回転を図ったという。インシュレーターはアルミ削り出しの金属製シェルを採用し、ラバークッションを介して筐体に固定する構造を採る。

外掛け式ベルトドライブとアルミ・ダイカスト製プラッター

インシュレーター

新開発のスタティックバランス型S字トーンアームには、SAEC(サエク)とのコラボレーションにより、可動部にナイフエッジ機構を採用した。これにより、「通常のベアリング駆動では得られない分解能の高いサウンドが得られる」と説明されている。また付属カートリッジには楕円針のVM型「AT-VM95E for TEAC」を採用する。

ナイフエッジトーンアーム採用

VM型カートリッジ「AT-VM95E for TEAC」付属

フォノイコライザーには、新日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」を搭載。フォノ入力を持たないオーディオシステムにも本機を直接接続ができる。なお、フォノイコライザーをオフにして、外部フォノイコライザーやアンプ等のフォノ入力と組み合わせることも可能だ。

また、USBデジタル出力(USB-B端子)を備え、アナログレコードの音をパソコン経由でデジタルアーカイブ化することもできる。出力信号は最大48kHz/16bitに対応する。

背面部

ワウ・フラッターは0.1%以下で、S/Nは67dB。トーンアームの実効アーム長は223mmで、針圧可変範囲は0 - 5.0g、適用カートリッジ質量は 3.0 - 12.0g/14 - 23g(付属ヘッドシェルを含む)。またカートリッジの出力電圧は4.0mVで、質量は6.1g、推奨針圧2.0g。ヘッドシェルの質量は11g(ネジ、ナット、ワイヤー含む)。

端子部には酸化に強い金メッキが施される。インターフェースでは、RCAピンジャック(フォノ/ライン切替式)、USB Type-Bを搭載。GND端子も装備する。RCAピンジャックはフォノ出力時で4.0mV、ライン出力時は224mVとなる。またプレーヤー本体の外形寸法は420W×117H×356Dmmで、質量は約5.0kg。

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