公開日 2025/12/23 06:35

マライア・キャリーの美声を110インチのホームシアターで堪能!“クリスマスの女王”からの特別プレゼント

ラスベガスでのライヴをApple Musicで配信

クリスマスソングの女王・マライア・キャリーが12月14日にラスベガスで開催したスペシャルライブが、TikTok LIVEとApple MusicでHD画質で配信された!そのライブ配信を110インチの大画面とともにホームシアターで再生してみた!

Apple Musicで現在もアーカイブ配信中「Mariah Carey's Here For It All Holiday Special」

ラスベガスにてクリスマス特別ライヴを開催!

マライア・キャリーと言えば、1994年に発表された「恋人たちのクリスマス」を聴いたことがない人はいないだろう。日本でもドラマの主題歌に起用されたことから、クリスマスソングの定番として広く知られている。近年は“クリスマスの女王”とも呼ばれており、この曲をフィーチャーした動画は、TikTokで1300億回以上再生されているそうだ。

彼女は今も積極的な音楽活動を行っており、クリスマスコンサートも毎年ラスベガスや北米ツアーとして開催されている。今年は7年ぶりの来日公演も実施され、多くのファンが詰めかけたことも話題となった。

さらに今年9月には16枚目となるスタジオ・アルバム『Here For It All』をリリース、この楽曲はApple Musicで空間オーディオ(ドルビーアトモス)としても配信されている。

そんなマライア・キャリーが日本時間の12月14日にパークMGMラスベガス内のDolby Liveで開催した『Mariah Carey's Here for It All Holiday Special』が、TikTok LIVEとApple Musicで、HD画質で配信された(現在は会員向けにアーカイブ配信中)。今回、そのライブ配信をホームシアターで再生したインプレッションを紹介したい。

Apple TV 4KでApple Musicアプリを立ち上げると、「ミュージックビデオ」の中で今回のライブ映像が配信されている

マライアのクリスマス衣装が、110インチスクリーンに映える!

再生システムは、プレーヤーが「Apple TV 4K」で、そこからのHDMI出力をヤマハのAVプリアンプ「CX-A5200」に入力、パワーアンプのリン「KLIMAX CHAKRA TWIN」でスピーカー「AKURATE 242SE」をドライブしている。

視聴に使ったプレーヤーたち。右手前がApple TV 4Kで、奥がZidooのUHD8000。どちらも有線LANでルーターにつなぎ、HDMI出力はAVプリアンプのCX-A5200に入力した

映像は配信の2K/SDRをApple TV 4Kで4K/HDRに変換し、それをプロジェクターのビクター「DLA-V900R」で110インチスクリーンに投射した。画質モードは「Frame Adapt HDR1」を選んでいる。

配信は13時からスタートし、10分ほどのPre-Show(DJパフォーマンス)に続いて、マライアが雪の結晶のオブジェに乗って天井から降りてきた。クリスマスカラーのドレスも朱色の再現が深く、マライア・キャリーらしくスパンコールの輝きも綺麗だ。

ステージが明るくなり、ダンサーや白いピアノがライトアップされると、こちらもなかなかの精細感。ステージ狭しと動き回る子供たちの動きも滑らかで、ガタツキ感もないので安心してパフォーマンスを楽しめる。引きの場面で客席が映ると、さすがに黒が沈み気味で単調になるが、ここはビットレート的に仕方ないところか。

2chとサラウンドアップミックスの、音場の変化も面白い

画質モードを「FILMMAKER MODE」に切り替えると、ピーク感が少し抑えられ、落ち着いた印象に変化する。寄りになると背景のLEDウォールの画素構造まで見判別でき、HD画質ではあるが、案外丁寧な圧縮が行われているようだ。

試しに先日のアップデートでDLA-V900Rに新搭載された映像モード「HDRビビッド」にしてみた。くっきりはっきりとした映像になり、ある意味でライヴらしいとも言えるが、全暗環境では結構メリハリが強め。マライア・キャリーの肌に若干もざらつき気味に見える。「HDRビビッド」は、明るめの環境で、みんなでワイワイライヴ配信を見る時に選んだほうがいいかもしれない。

サウンドはApple TV 4KからリニアPCM(48kHz)2chで出力。さすがの声量(55歳とは思えない)が楽しめるし、往年のホイッスルボイスとまではいかないが、高域も綺麗に伸びている。低音はややあっさりめだが、PCやテレビの内蔵スピーカーで聴くのはもったいないクオリティだ。

CX-A5200の「SURROUND:AI」で2ch音声をサラウンド変換してみたが、これもなかなか楽しい。コーラス隊の声がちょっと横に広がりすぎるきらいはあったが、マライア・キャリーのボーカルはきちんとセンタースピーカーに定位して、ステージ感が壊れることもない。

左がApple TV 4Kで、右がUHD8000の映像情報の詳細。両機とも解像度は4Kにアップコンバートしているが、HDRの扱いには違いがあった

Zidoo「UHD8000」では、マライアの声がさらに伸びやかに

実はわが家では先日、ミュージックストリーマーのZidoo「UHD8000」を導入している。このモデルはApple Musicの再生機能も備えていて、空間オーディオもビットストリーム出力でき、さらにミュージックビデオもHDMIから出力可能だ。

そこでUHD8000で『Mariah Carey's Here for It All Holiday Special』を再生してみたところ、Apple TV 4Kとは印象の異なる映像が再現された。マライア・キャリーの衣装の朱色がやや抑えめで、きらびやかさが若干抑えた印象になる。

DLA-V900Rで映像情報を確認すると、4K/SDRとして出力されている。Apple TV 4Kが2K/SDRを4K/HDRに変換していたのに対し、UHD8000は解像度は4K変換しているが、SDRはオリジナルのままで出力しているということだ。

SDRでの「FILMMALER MODE」は上記の通り控えめの映像になり、先程のHDR変換映像を見てしまうと物足りないところもある。画質モードの「ナチュラル」あたりがこのコンテンツには合いそうだ。

一方でUHD8000は音がいい。しっかりした筐体や電源の余裕もあるのだろうが、マライア・キャリーの声に実体感が増して、貫禄ある安定感が楽しめる。ホイッスルボイスやピアノのタッチも切れがよくなったと感じる。再生機でここまでの違いが出てくるとは予想外だった。

Apple Musicでは、マライアの最新アルバム『Here For It All』も配信中で、空間オーディオでも楽しめる

貴重なクリスマスプレゼントを楽しもう!

今回の『Mariah Carey's Here for It All Holiday Special』は、ひじょうにていねいに制作されたコンテンツで、再生環境を整えることで色々な楽しみができる品質を持っている。Apple Musicではこのライブをアーカイブコンテンツとして配信しているので、ぜひご自分のシステムで楽しんでいただきたい。

技術の進化に感謝しつつ、パッケージでは手に入りそうにない貴重なマライア・キャリーのライヴという“クリスマスプレゼント”を堪能しよう!

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