公開日 2025/11/17 06:30

一息ついて映画を楽しむプライベート4Kシアター! 着工後でも120型/5.1.2chを実現できた

【ホームシアター工房 大阪/専用室シアター】ダークトーンの木素材でぬくもりのある落ち着いた雰囲気に
編集部:松原ひな子
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ホームシアター工房 大阪が手がけた京都府T邸のホームシアター

プライベートルームで迫力満点のアクション映画を楽しみたい!

帰りたくなる家よりも、また訪ねたくなる家を目指して新築計画をスタートしたというオーナー。そのコンセプトどおり、T邸は門をくぐった瞬間からまるで南国リゾートに足を踏み入れたかのよう。外構までこだわってしつらえた贅沢な邸宅の2階に、一転ダークトーンでまとめられ、落ち着いた大人の雰囲気を醸すシアタールームが存在する。

インストールを担当したのはホームシアター工房 大阪の中川英久氏。間取りや空調の位置などの調整は行えない着工後のプランニングとなる。重視したのは画音のバランス調整だ。機器の選定/設置を工夫することで、没入感のある映像体験を楽しめるシアタールームをつくりあげた。

内装は落ち着いたダークトーンカラー

ホームシアターを使わない際は、遮光カーテンを開けて開放感のある個室に

画面の大きさと立体音響にこだわり没入感を高めた

まず、プロジェクターにはTさんがお好きだというアクション洋画も、明るく色鮮やかな画質で楽しめるエプソンの4K/HDR対応モデル「EH-LS12000」を採用。空調の位置との兼ね合いで、壁に梁を取り付けて壁掛け設置としている。

さらにスクリーンは120型を実現。プロジェクターの投写距離から算出した最大サイズであるとともに、視聴位置から画面全体がきちんと視野に収まるサイズ感を考慮したという。

プロジェクターは空調があり天吊りできなかったため、壁に梁を取り付けて設置。ケーブルは吊り金具から壁裏を通して、露出しないよう配慮している

スクリーンの生地は自然で繊細な色調を楽しめる専用ルーム向けのキクチ「ホワイトマットアドバンス」を採用

サラウンドは頭上方向にも音がまわる迫力を存分に感じられるようにと、立体音響も楽しめる5.1.2chに。トップスピーカーは取り付け角度をフレキシブルに設定できるイクリプス「TD307MK3」を選び、設置の課題をクリアした。

フロントおよびセンタースピーカーはPolk Audio “MONITOR XTシリーズ” で揃えて音色の統一を図ったほか、いずれのスピーカーも部屋の美観にマッチするブラックカラーをチョイス。

フロント方向のスピーカーは、サブウーファーを含めPolk Audio “MONITOR XTシリーズ“ を採用

トップスピーカーは視聴位置方に対して最適な角度に調整して音場設計。映画好きのオーナーのため、リアスピーカーは映画館への採用事例を持つJBLブランドから「Stage 260C」をチョイス。塗装してカラーを揃えた

機器類はラックに収めて後方に設置

「家づくりは人の縁をつなぐこと。家はこの先10年、20年とあるものですが、シアター機器は電化製品なのでいずれは古くなる。継続してサポートを受けるならプロにお任せするべきと考えて、ショップに依頼しました」とオーナー。

オーナーは就寝前にリラックスして映画を見るのがお好きだそうで、シアタールームは一人でくつろぐのはもちろん、お子さんやお孫さんを招いたりして楽しんでいる。オーダーどおり、一息ついて気兼ねなく映画を楽しめる、憩いのプライベートルームが完成した。

(撮影:大野 博)

T邸ホームシアター概要

HOME THEATER DATA ●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:約13畳 ●画面サイズ:120型 ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか

SYSTEM LIST ●プロジェクター:エプソン EH-LS12000 ●スクリーン:キクチ SES-120HDWA ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-4T302 ●AVアンプ:デノン AVR-X3800H ●フロントスピーカー:Polk Audio MXT60 ●センタースピーカー:Polk Audio MXT30 ●リアスピーカー:JBL Stage 260C ●トップスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●サブウーファー:Polk Audio PSW10 ●メディアストリーミング端末:Amazon Fire TV Stick 4K MAX

INSTALL SHOP/INSTALLER

Placeholder Image

ホームシアター工房 大阪

大阪府大阪市西区西本町1-7-1信濃橋FJビル5F
TEL:0120-86-4649(代表番号)/06-6634-3703(店舗直通)
営業時間:10時00分 – 19時00分
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり

インストールを担当した中川英久氏

ARCHITECT 住友不動産

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX