公開日 2025/07/24 06:40

発火も起きてるモバイルバッテリー、手荷物でも持ち込みNGな場合があるって知ってた?

【連載】ガジェットTIPSリターンズ

いまや海外旅行の必携アイテムとなった「モバイルバッテリー」は、手荷物としてなら条件付きで機内へ持ち込めますが、スーツケースに入れるなどして貨物室へ入れることは禁止されています。これは、強い衝撃が加わると発火の可能性があるためで、国や航空会社の別を問わない世界的な基本ルールです。

しかし、渡航先の国内となるとまた別の話。国際線では問題なくても「国内線」では禁止されているかもしれません。

Image : slexp880/Shutterstock.com

たとえば、中国。民間航空行政を管轄する中国民航局は、6月から「3C」ロゴがない or 鮮明でないモバイルバッテリーの中国国内便での機内持込みを禁止しました。国際線は対象に含まれないため、日本から中国への便では持ち込めますが、そこから中国国内線に乗り換えるときには、3Cロゴのないモバイルバッテリーは機内持ち込みができません。

3Cとは、中国の強制製品認証「CCC(China Compulsory Certification)」のこと。日本のPSEに相当する認証制度で、電気製品や玩具類など中国政府が定めた規格に適合しているかを審査・認証します。

 

3Cのロゴマーク

なお、3Cは中国国内で製品を生産・販売、または海外から中国へ製品を輸出するときに準拠を求められる制度ですから、中国国外の製品には関係がありません。実際、2025年7月現在、日本で流通しているモバイルバッテリーは3C認証を取得していない製品が大半です。中国国内を航空機で移動する予定がある場合、「3C対応」などと明記されている製品を選びましょう。

 

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