PR 公開日 2025/03/27 06:30

“ながら聴き”イヤホンの新定番! オーディオテクニカ「ATH-AC5TW」を家族みんなで使ってみた

筆者家族総出で使用感をチェック!

私たちのライフスタイルにすっかり定着したワイヤレスイヤホン。通勤・通学時はもちろん、カフェでの作業中や家でのリラックスタイムなど、様々なシーンで音楽や動画を楽しめるようになった。しかし、従来の耳を塞ぐタイプのイヤホンは、周囲の音を遮断してしまうため、街中での使用には危険が伴う場合もある。また、家の中でも他の人の話し声やインターホン、電話の音などに気づきたい時に、不便を感じることもあった。

そんな中、注目を集めているのが “ながら聴き” イヤホンである。耳を塞がずに音を楽しめるため、周囲の音も自然に聞こえ、安全性と利便性が向上する。この “ながら聴き” イヤホンの注目アイテムが、オーディオテクニカの新製品「ATH-AC5TW」だ。

ブランド初となる空気振動型のこのモデルは、基本操作に絞ったシンプルさと、快適な装着感が魅力という。この新しいイヤホンが私たちの日常にどのような変化をもたらしてくれるのか、40代のライターである筆者が、同年代の妻と高校生の娘と共に、さまざまなシチュエーションで試してみた。

△「ATH-AC5TW」(ブラック)価格オープン(税込14,960円前後)

自然な着け心地で長時間使ってもノンストレス

ATH-AC5TWは、オーディオテクニカが長年培ってきた音響技術を活かし、ブランドとして初めて空気伝導を採用した “ながら聴き” イヤホンである。空気伝導とは、ドライバーが発する音を空気の振動として伝える音声伝達方式。本体は耳掛け式で、一般的なイヤホンのように耳を塞がず、周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる。

機能美を追求したシンプルな外観は、やや大きく感じるかもしれないが、片側約10.5gという軽量設計。加えて、絶妙な重量バランスにより、実際に装着すると驚くほど軽く感じる。耳に引っ掛ける部分の素材も肌触りが良く、ソフトな印象だ。そしてメガネを常用する筆者にとって、耳掛け式で気になるのがテンプル(つる)との干渉だ。

筆者のメガネで実際に装着してみたところ、ATH-AC5TWは全く問題なかった。本体のバンド部分とテンプルが接触するものの、強く当たることはない。むしろ、お互いを支え合うような安定感があり、一体感すら感じるほどだ。首を上下左右に動かしても、メガネやイヤホンが圧迫感を与えたり、ずれたりすることはない。様々な形状のメガネがあるため一概には言えないが、筆者の場合はノンストレス。長時間の利用でも疲れにくい、快適な装着感を実現していると言えるだろう。

 

△装着イメージ。メガネを着用しながらでも快適なフィット感を得られる

そして、ATH-AC5TWの “ながら聴き” スタイルがもたらす最大のメリットは、日常生活の様々なシーンで音楽と自然に寄り添えることだ。イヤホン単体で最大13時間、ケース込みだと最大34時間とバッテリーの持ちもよく、それこそ朝から晩まで、あるいはちょっとした旅行でも充電を気にせず使えるのは大きな魅力といえる。

1日着けても疲れ知らず。ATH-AC5TWが“ながら聴き”を当たり前にする

筆者の朝は、iPadでのニュースチェックから始まる。iPadとペアリングし、ニュース動画や記事を見ていく。普段、動画を見る際、iPadのスピーカーで音声を流しており、家族同士の会話を妨げることがある。特に朝の忙しい時間帯には、それぞれの音が混ざり合い、小さなストレスを感じることも少なくなかった。ATH-AC5TWを使えば、動画の音が聞こえるのは自分だけ。家族の会話を邪魔することはないし、話し声が聞こえるため、会話にもすぐに応じられる。これは、家族との調和を保ちながら自分の時間を過ごしたい、というニーズにぴたりとハマる体験だった。

△コンテンツの音声を楽しみながら、周りの音が聞こえるのは“ながら聴き”タイプならではのアドバンテージ

朝食の後は音楽タイム。Apple Musicで音楽を数曲再生して分かったのが、クリアで均整の取れたサウンドだということ。周囲の音と混ざり、弱々しいサウンドになるかと思いきや、実際はその逆。採用する17×12mmと大きめのオーバル型ドライバーからは、周囲の音に負けない芯のあるサウンドが奏でられる。オーディオテクニカならではのサウンドへのこだわりは、このような日常使いのモデルにもしっかりと息づいていると感じた。

△17×12mmの大型オーバルドライバーを搭載。 “ながら聴き” モデルでも量感あふれるサウンド再生能力を獲得した

特筆したいのが低域の質の良さだ。本モデルでは、デジタルプロセッシングによる低音域補強アルゴリズムと、小音量でも低音の量感を保つダイナミックEQアルゴリズムを組み合わせた「デュアル・ベースエンハンスメント・テクノロジー」を搭載する。その効果は素晴らしく、適度な量感を保ちつつ、ぎゅっと締まった低域を再現する。これにより、音楽全体に深みと奥行きが生まれ、より豊かなリスニング体験を提供してくれる。

仕事では、Webでのミーティングや取材を行う日が多い。ATH-AC5TWは2台のBluetooth機器と同時に接続できるマルチポイントをサポートする。普段使用しているPCともペアリングし、Webでの打ち合わせに参加したところ、相手の声は極めて明瞭。音がこもったり、途切れたり、ざらついたりすることはない。まるで同じ部屋で話しているかのようなクリアさで、ストレスなく会話に集中できた。自分の声がこもらないためか、ヘッドホンや通常のイヤホンに比べて、より自然なコミュニケーションが取れているように感じた。直接話していると錯覚するほど自然な感覚だ。

△マルチポイント接続対応で、スマートフォン/PCなどのデバイスをシームレスに利用できる

本体側面のタッチセンサーは、操作感が良好。再生/停止や着信応答といった基本操作が可能。操作系をシンプルに絞っているため、歩きながらでも迷うことなく扱えるのがいい。電話がかかってきた際も、タッチ一つでスムーズに応答でき、ハンズフリーで会話できるのは非常に便利だった。結局、朝から晩まで時間にして9時間ほど着けっぱなしにしていたが、耳の痛みも聴き疲れもほとんどない。ATH-AC5TWなら “ながら聴き” を日常的に楽しめることを実感した。

次ページ家族も絶賛の使用感。「生活に寄り添うイヤホン」

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