PR 公開日 2022/07/08 06:30

鳴った瞬間にわかる、音の厚みとスケール感!オーディオテクニカ「FLUAT」に待望のスピーカーケーブル登場

【特別企画】シリーズの相性もバツグン

■ジャンルを問わない高い再生能力、スピーカーケーブルでも魅せるFLUAT



編集部リファレンスのスピーカーケーブルの音を聞いた上で「AT-SC700」に差し替えて試聴を実施

取材は編集部試聴室にて行った。リファレンスのスピーカーケーブルをFLUATに取り替えて聴く。リファレンスもかねてより個人的に高く評価するスピーカーケーブルなのだが、一聴して音の厚みとスケール感が一気に向上したことが分かる。

クラシックは広大な音場の空気密度が高くなったような響きの濃厚さ・華麗さを聴かせ、オケは音場のやや後方に定位、オケ全体のスケールと楽員の顔が見えてくるような実体感が素晴らしい。低音はどこまでも伸び、しっかりと安定しつつパワフルで分厚い。それだけのスケールと解像度を持ちながらリスナーに対決を強いるような音ではなく、活気と落ち着きが高度に同居した音だ。

スピーカーケーブル「AT-SC700YY」2.0m:110,000円/2.5m:121,000円(すべて税込/3.0m/4.0m/5.0mは受注生産)

ジャズはドラムスがどっしりと安定しつつグッと前へ出て、パワフルで切れ味の良いアタックを聴かせる。ウッドベースはその巨体を軽々と響かせるさまが見えてくる。やはり厚みと力感に秀でながら聴き疲れすることのない、優れたケーブルだなと感じる。

フュージョンはドラムのアタック一閃が腹に響く。ピアノも濃い味で音場に響きがゆったりと滞留し、エレキベースはエッジがしっかりと立つ。わずかに暗色傾向ながら結構色鮮やかに感じられたり、こういうジャンルの音楽はとりわけ楽しいような印象もある。

ポップスは歌唱が一気に深みを増し、吐息が耳にかかりそうな生々しさと体温の温かみがともに伝わる。エレキギターは分厚く艶やかでよく伸び、ドラムはガンガンぶっ叩いている感じがよく出るが、野放図にならずしっかり地に足の着いたパワフルさになっているのが好ましい。

■FLUAT現ラインナップを一斉接続! シリーズ間の相性の良さは随一



システムの配線を現在ラインナップされている「FLUAT」で揃えた状態でも試聴した

報じられている通り、FLUATのラインナップにはRCAケーブル「AT-IC700R」、XLRケーブル「AT-IC700X」と、電源ケーブルの「AT-AC700」が用意されている。今回の取材についてもそれぞれ1本(ペア)ずつ送ってもらっていたので、その全てをシステムに使用してみた。RCAはディスクプレーヤーとプリアンプ間、XLRはプリアンプ、パワーアンプ間、電源ケーブルはディスクプレーヤーに差し替えて試聴を行った。

そうすると、音へいっぺんに統一感が出るというか、ピシリとピントが合った音の印象へと変わった。もちろん、単品ごとの音質変化・向上という要素はあるが、それだけでは説明がつかないレベルの激変である。

RCAケーブル「AT-IC700R」0.7m:48,400円/1.3m:55,000円/2.0m:63,800円/3.0m:77,000円/4.0m:90,200円/5.0m:103,400円(すべて税込/3.0m/4.0m/5.0mは受注生産)

XLRケーブル「AT-IC700X」0.7m:50,600円/1.3m:57,200円/2.0m:66,000円/3.0m:79,200円/4.0m:92,400円/5.0m:105,600円(すべて税込/3.0m/4.0m/5.0mは受注生産)

クラシックは重厚さが耳に残る傾向だったが、その重厚さにスピード感や切れ味、パワーが釣り合い、濃厚で広大だった音場は一気に透明感を増してどこまでも広がる。大変な大音場である。しかも音響成分に一切の破綻がなく、どこまでも安定しつつ燃え盛るような活気と若々しい勢いも感じさせるのだから、これはただごとではない。

ジャズもドラムスが端正に決まり、しかし強烈なパワーとスピード感を聴かせる。アタックの瞬間と噴出するパワーとのタイミングがピシリとそろっており、それがまさに今そこでドラムが鳴っているかのような生々しさを聴かせるポイントとなっているのであろう。スピーカーケーブルのみFLUATで試聴していた時以上にウッドベースの輪郭が強調され、楽器の姿が一層掴みやすくなった。

電源ケーブル「AT-AC700」0.7m:46,200円/1.3m:55,000円/2.0m:66,000円(すべて税込)

フュージョンも眼鏡の度がピッタリ合ったような解像感とアタックの切れ味が素晴らしい。音場もさらに広がった。独特の濃厚さと色鮮やかさへ抜けの良さが強く加勢するようになり、音楽そのものの楽しさが大幅に増したようなイメージがある。

ポップスはやや強めに入っている歌のサ行がスッキリと抜け、歌の本質を描き上げつつ聴きやすくなることに驚く。エレキギターも厚みと艶を聴かせつつ、やはりピシリとアタックが決まって実に格好良い。ドラムスはパワーとスピードが釣り合って、より生っぽく爆発的な表現になったと感ずる。「あぁ、こういう音が聴きたかったんだよ」と、しばらく音の洪水に浸ってしまった。


これまでも幾度か、いろいろなメーカーのケーブルを混合した時よりもワンブランドで揃えた時の方が、音が整うという経験をしてきたが、FLUATはまたそれが格別のような印象がある。必ずそうしなければいけないというものではもちろんないが、これまで例えばインターコネクトケーブルにFLUATをお使いになっている人は、ぜひスピーカーケーブルも、そして電源ケーブルも一度試してみられる価値はある。ちょっと不思議なくらい「仲間との相性が良い」ケーブルである。

(企画協力:オーディオテクニカ)

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