公開日 2019/08/29 12:00

ボーズの新NCヘッドホン登場! 「Noise Cancelling Headphones 700」速攻レビュー

従来機「QC35 II」比較で進化点をチェック

新機能のタッチセンサーリモコンとカスタムノイキャンの性能

続いて「操作性」を確認。インターフェースは右のイヤーカップに搭載するタッチセンサーと、サイドに配置された3つのボタンになる。左側のボタンで新機能の「カスタムノイズキャンセリング」をセレクト、右側上のボタンが電源とBluetoothのペアリングに使うもので、短押しで電源のON/OFFができる。右側下のボタンは内蔵AIアシスタントの呼び出しができ、GoogleアシスタントとAmazon Alexaから選べる仕様はQC35 IIと一緒だ。

右側イヤーカップのフロント側がタッチセンサーリモコンになっている

側面の後ろ側に3つのリモコンボタンを配置する

QC35 IIではノイキャンとアシスタント機能の呼出が1つのボタンにまとめられていて、アプリから設定を選ぶ必要がある。NCH700でそれぞれの機能が個別のボタンに割り当てられたことで、両方の機能を使う頻度が高まりそうだ。これはいいと思う。

なお、NCH700のボーズ純正コンパニオンアプリは、スマートスピーカーのBose Home Speakerシリーズと同じ「Bose Music」になる。この点については、QC35 IIの「Bose Connect」から操作感が大きく変わることはないので心配ないだろう。

コンパニオンアプリの「Bose Music」

通話中に自分の声が聞こえてくる量もアプリから設定が可能

新機能の「カスタムノイズキャンセリング」は、オフを含めて11段階で消音レベルを調節できる。ボーズのアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホンのユーザーの中には、これを待ち望んでいた方も多いのではないだろうか。最近はライバルブランドの製品にも搭載する製品が増えているので、ボーズもNCH700でキャッチアップしてきた格好だ。

なお消音効果を「0/ゼロ」にすると、音楽を鳴らしながらマイクで外の環境音をフルに拾ってくれる、いわゆる「外音取り込み」になる。左側のボタンを長押しすると、音楽再生をいったんストップして外音取り込みを行う「会話モード」になる。ソニーの1000Xシリーズのヘッドホンで言うところの「クイックアテンションモード」だ。

ノイズキャンセリング効果の段階が細かく分かれていても、かえって操作が煩雑になり、MinからMaxまでレベルを変えるのに時間もかかる。NCH700のカスタムノイズキャンセリングが優れていると感じたのは、よく使う設定値を3つまで「お気に入り」として選び、ボタンからシングルクリックで素速く呼び出せるようにした機能だ。SoundTouchシリーズのスピーカーに搭載されている「プリセット」の考え方にもよく似ている。

例えば消音最大レベルの「10」と中間の「5」、オフの「0」に設定しておくと、使用シーンに合わせた使い分けが積極的に行える。お気に入りをボタンで選択した時には、ボイスガイドが「10」「5」といった具合に声で知らせてくれるので現在地を見失うことがない。とても気の利いた仕様だ。カスタム設定値は最初にアプリで設定した後は本体に記録され、次にアプリを接続して値を変えるまで保持される。

ノイズキャンセリングの効果はオフも含めて11段階から設定。3つのお気に入りのスロットに登録できる。左側のノイズキャンセリングコントロールボタンで、3つのプリセットした「お気に入り」を切り替え可能だ

右イヤーカップの側面、前方のブランドロゴを配置したあたりがタッチセンサーリモコンになる。ダブルタップで一時停止・再生、上下左右スワイプと長押しにそれぞれ固定された操作が割り当てられている。反応がとても良くて正確だ。感度のチューニングの出来栄えがとても良いと思う。

動きに対してそれぞれ操作が設定されており、いずれも反応が正確で使いやすい

AIアシスタントはGoogleアシスタントとAmazon Alexaから選択可能

これは好みかもしれないが、上下スワイプでボリュームをアップダウンする時に“ピッ”という電子音が鳴らないところも好感が持てる。ユーザーインターフェースについてはQC35 IIの完成度を超えて、新しいNCH700が成熟の極みに到達しつつあると感じた。

ボトム側にUSB Type-C端子とヘッドホン端子を装備

次ページNCH700とQC35 II、それぞれのノイキャン効果を比較

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