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公開日 2016/12/09 10:00

【第172回】We are X ! Love Titan ! チタンイヤホン/ヘッドホンをX JAPAN「ART OF LIFE」30分一発レビュー!

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
高橋 敦
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YOSHIKI さんの“チタンドラム”とは?

我々の周りはチタン製品で溢れている。あなたがそうであるように僕も、部屋を見回せば眼鏡のフレームはチタン製、マグカップもチタン製、スキットルもチタン製、ギターのパーツもチタン製だ。本棚から「氷菓」に始まる米澤穂信さん「古典部」シリーズを手に取りページをめくればそこには、メインヒロイン・千反田えるさんの姿もある。かわいい。

ZPARTS TITAN「Z-92」:後付け可動パーツな鼻当てのない一山タイプの機能美とチタンの素材美を兼ね備える

snow peak「チタン製マグカップ」:写真のこれは古いので取っ手が異なったりはするが、長らく続くアイテムで現行品も健在


snow peak「チタンスキットル」:必要最小限の水を持ち歩ける。チタンは人体との相性も良いので口につけるものとしても安心

KTS Musical Productsのチタンパーツ。左からフェンダーJBPB用ブリッジ一式、ストラト用アーム、ストラト用サドル

どうしてこうなったのか?それは我々が意識して、あるいは無意識に、チタンを選んでいるからだ。では、我々はどうしてチタンを選ぶのか、いつから選ぶようになったのか…?

…言わずもがな。

あなたがそうであるように僕も、X JAPAN・YOSHIKI さんの“チタンドラム”の音に心を撃ち抜かれたあの日から、チタンに心を奪われているのだ。

しかし世の中には変わった人もいるものだし、マニアというのは大概が変わった人だ。読者のオーディオマニアの方の中には、あのチタンドラムのことを知らない方も僅かにはいらっしゃる可能性も全く無いとは言えない。なので簡単には説明しておこう。

『X JAPAN の YOSHIKI さんの“チタンドラム”とは?』
アルバム「Jealousy」のレコーディングから本格導入されたと思われるドラムセットで、チタン素材はそのシェル、太鼓の胴の部分に使われている。

製造メーカーはもちろん TAMA。当時「バンドやろうぜ!」の楽器店広告ページにも掲載されており、100万円とか200万円とかそういう値段だったような記憶がある。しかし当時の読者であった僕には全く現実味のない価格すぎて、正確には覚えていない。

X JAPAN の YOSHIKI さんのドラムと言えば、透明アクリル素材のクリスタルドラムを思い出す方も少なからずだろう。あれはかつてのメインでその後もライブではずっとメインなので、我々も目にする機会が多い。印象の強さも当然だ。

対してチタンドラムは導入後、ほぼ一貫してレコーディング専用として使用されてきた。例外的なライブでの使用ですぐ思い浮かぶのは、小室哲哉さんと組んだ「V2」のライブくらい。我々が目にする機会は少ない、というか皆無。しかしレコーディングにおいては導入以降、チタンドラムを使っていない曲・箇所の方が例外と言えるほどに不動のメインだ。

よって、YOSHIKI さんのドラムセットのイメージは、
「ビジュアルイメージはクリスタルドラム
「サウンドイメージはチタンドラム
というキメラ、合成生物のような状態とも言える。

しかし「Jealousy」発売当時の1991年において、我々の周りにチタン製品は今ほど多くなく、物珍しいチタン素材のドラムというインパクトは強かった。

またそもそも「Jealousy」そしてそれ以降のドラムサウンド、バーチやマホガニーなどの木材ではあり得ないドライな抜け、ブラスやステンレスなどの金属ではあり得ないほのかなウォームさ、それらを兼ね備えるそのサウンドのインパクトは強烈すぎた。以来、我々にとってチタンは特別なのだ。

そして今、僕の手元に二つの“ チタン ”アイテムが揃っている。

◇ チタンシェルCIEM1、FitEar「FitEar TITAN
◇ チタンハウジングヘッドホン、audio-technica「ATH-A2000Z

FitEar「FitEar TITAN」

audio-technica「ATH-A2000Z」

ならばやるしかないだろう…
「ART OF LIFE」30分一発勝負レビューを!

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