公開日 2014/02/19 12:00

【注目Bluetoothスピーカー一斉レビュー】PANASONIC:SC-NA10

2014年2月特集
>>2014年2月特集:注目Bluetoothスピーカー一斉試聴レビュー一覧はこちら

<MODEL 10>

心地よくて疲れない音。一日中音楽を聴いていたい方にオススメ

PANASONIC
SC-NA10
¥OPEN(予想実売価格22,000円前後)
>>製品データベース
2013年11月22日 発売

NFC aptX AAC 防水/防滴 バッテリーの持ち時間 カラー その他特徴
ノーマル:約11時間/LP :約20時間
ブルー/レッド
スマホなど外部機器の充電が可能/アプリ「Panasonic Music Streaming」対応でPC/NAS内の音源も再生可能


付属カバーはそのままスタンドに。バッテリーはなんと最長約20時間

ソニーが「ハイレゾ」でオーディオへの再注力を示しているが、もう一方の雄であるパナソニックも堅実にオーディオ製品を充実させている。そのひとつがこのBluetoothスピーカーだ。

サイズ感としては、BDパッケージを2〜3枚重ねると厚みも含めておおむね近い感じ。付属の持ち歩きカバーはそのままスタンドになって、ドライバーが軽く斜め上を向く設置になる仕掛けだ。カバーは本体背面にスナップボタンで固定するのだが、このボタンを利用して壁掛けストラップなども展開してくれると面白そう。


付属のカバーはそのままスタンドになるしくみ。カラーはブルーとレッドがラインナップ。側面には3.5mmステレオミニ端子や、外部機器充電ができるUSB端子などを備える
操作性の面では、今回紹介する中で唯一、ボリュームがボタンではなくノブ。素早い上下も微調整もやりやすい。機能面では、スマートフォン等を本機のバッテリーから充電できるUSB端子、最大音量の制限などの処理で駆動時間を伸ばす「LPモード」などが特長。またパナソニックの家電を総合的に管理・操作できる「Panasonic Smart App」は本機にも対応している。

ボリューム調整はノブで行うかたち。微調整もしやすく便利

NFCにも対応。最長約20時間の連続駆動ができるLPモードも備えている


Panasonic Music Streaming(Android OS 2.2以降対応)を使った操作にも対応する
音質に関わる面では、メインドライバーに共振して低音を補強するパッシブラジエーターを搭載。様々な手法で低音の再現性を強化する「XBS」技術と合わせて効果を発揮させている。

音の持ち味としてはとにかく聴きやすい!精緻な再現性というような土俵では勝負しておらず、音楽をいかに心地よく聴けるか、聴き続けられるかということを重視しているのではないだろうか。好ましい意味でのまったり感がある。

それが特に際立つのは女性ボーカル。耳に刺さる成分が本当に目立たないのだが、ではその点が物足りなくてこもった感じになっているかというと、そんなことはない。これほど心地よいボーカル再生は、もっと上の価格帯やサイズのスピーカーでもあまり体験できない。

ベースやドラムスなど低音楽器のどっしり感も十分。ガツンとした感触は弱めるのでバキバキのハードエレクトロ等とは合わないが、ロック等でもおおらかなドライブ感は悪くはない。

とにかく心地よくて疲れない音なので、一日中音楽を流しておきたいという方には特におすすめ。

PANASONIC SC-NA10

【SPEC】●使用ユニット:40mmフルレンジドライバー×2、80mmパッシブラジエーター×1 ●Bluetoothバージョン:ver.3.0 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP ●連続再生時間:ノーマル 約11時間/LP 約20時間 ●オーディオ入力:Bluetooth×1、3.5mmステレオミニ入力×1 ●最大出力:4W×2(電池駆動時)、5W×2(ACアダプター時) ●外形寸法:204W×105H×41Dmm(カバー含む) ●質量:約520g(カバー含む)


▼その他のレビューはこちら
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SCOSCHE boomBOTTLE
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JAWBONE MINI JAMBOX
Beats by Dr.Dre beats pill
PANASONIC SC-NA10
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