【レビュー】「HTC J butterfly」を試す − 5インチフルHDの“全部入り”スマホ

■わかりやすくて使いやすいカメラ機能！ これで私もカメラ女（子）？

先述の通り、メインカメラは約800万画素で、サブカメラは約210万画素。ロック画面からダイレクトでカメラを起動できる。立ち上がりも早く、ほとんどストレスを感じない。フルHD動画の撮影にも対応しており、プライベート時のちょっとした撮影ならこれ一台で事足りてしまうのではないか。

カメラを起動したままスリープモードになると、電源ボタンを押すだけで再度カメラが再起動する仕様になっているのも使いやすい。こういった細かい部分がとても気が利いているのだ。

さらに撮影ボタンを長押しし続けると、最大99枚の連写ができて、その中から自動で「最高の一枚」を選んでくれる機能もあったりする。

また静止画撮影から動画撮影への切り替えも、わかりやすいアイコンでスムーズに行える。さらに動画撮影中にシャッターボタンを押せば、静止画も同時に撮れてしまう。こういった「こういうこともできるとありがたいな…」という細かい機能を全体的に網羅している印象だ。

そしてフロントカメラ。広角88度で撮ることができ、F2.0の明るいレンズを採用している。実は記者が使っているIS03は、まだフロントカメラの装備がそこまで一般的ではない時期の端末で、カメラはメインカメラしか備えていない。記者にとっては「噂には聞いていたがこれがフロントカメラか…」という感じである。

ということで、杉浦・29歳、人生初の自分撮りに挑戦してみた。フロントカメラに切り替えた途端、画面に「タップしてカウントダウン」という表示が出る。どこでも良いので画面をタップすると、シャッターが切れるまでの時間をカウントダウンしてくれて、自動でシャッターが切れる。これは大変使いやすい。今回カメラ機能を使ってみて思ったのは、本機はこういった自分撮り機能の充実など、女性のニーズをかなり考慮した端末なのではないかということだ。

さて続いては、いよいよ「Beats Audio」搭載の本機で音楽再生を楽しんでみる。