公開日 2012/04/27 17:12

【レビュー】ついに始まったソニーのクラウドサービス「PlayMemories Online」を試す

使用感をハンドリングレポート
一条真人
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もはや“流行”の域を越え、かなり一般的になってきた感もあるクラウドサービス。アップルの「iCloud」に代表されるように、オーディオビジュアルファンが活用できるものも多い。

そんな中、ソニーの「PlayMemories Online」が満を持して4月25日よりサービスインした。後発での参入となった同サービスだが、その完成度はいったいどの程度なのだろう。さっそく使ってみたので、そのレポートをお送りしたい。

■いよいよサービスインも出足は少々ばたつく

最初に本サービスの概要を軽くおさらいしておこう。PlayMemories Onlineでは5GBの容量を登録者に無料提供。パソコン用ソフトウェア“PlayMemories Home”から、ドラッグ&ドロップで写真や動画をアップロード可能なほか、ブラウザ経由でもファイルをアップロードできる。

ウェブブラウザから利用した際のトップ画面

また、スマートフォン向けにもiOS、Android両方でアプリを提供。iOS版ではアプリを起動した状態でシャッターボタンを押すだけで自動的に写真/動画をアップロードする。Android版ではアプリをインストールさえしておけば起動せずともシャッターボタンを押すだけでの自動アップロードが開始される。Windows PCの“VAIO”を持つソニーだが、iOSにも門戸を開放している点はなかなか興味深い。

そして、クラウド上にアップロードされたデータをテレビやパソコンで再生する際には、その機器に適正なサイズやフォーマットに自動変換。写真や動画をポストカードにして送ったり、アルバムごとに共有するといった機能も用意されている。

このサービスを使うには当然、ユーザー登録が必要だが、PlayStationなどでPlay Station Networkを使っている人は、そのユーザーIDとパスワードでログイン可能。今年2月にはアカウント名称も「PlayStation Networkアカウント」から「Sony Entertainment Networkアカウント」に変更されているように、ひとつのアカウントでソニーグループの様々なサービスを横断的に使えるわけだ。筆者も今回はこちらのIDでログインした。

なお、実はサービスを真っ白な状態から体験してみようと、IDを新規作成するところからテストしてみようともしたのだが、その時点ではサービスの開始間もないためか、ユーザー作成などのウェブページでの処理も妙に重い印象があった。このため既存アカウントを利用したという側面もある。

同社のデジカメなどに付属する画像管理ソフト「PlayMemories Home」がバージョンアップでOnlineに対応する予定だったが、このアップデートは一時停止ということで、本原稿執筆時点(4月26日19時)もアップデートできていない。ひとまずブラウザ経由で試したが、PlayMemories Homeではドラッグ&ドロップで画像や動画をアップロードできるそうなので、1ユーザーとしても早く使ってみたい。

■ブラウザでのアップロードと表示を試す − 処理時間はどれくらい?

さて、サービスにログインした後のトップ画面には、すでにアップロードされた画像のサムネイルが一覧表示される。左端のメニューで表示モードを切り替えることができるが、デフォルトでは「ライブラリ」で、すべてのコンテンツが表示される。

次ページ処理時間はどれくらい?

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