ガジェット 公開日 2023/01/20 11:21

Twitter、サードパーティ製クライアントアプリを正式に禁止。新ルール追加

後出しの新ルール?
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Twitterは19日(米現地時間)、開発者契約の文書を更新し、サードパーティ製クライアントの作成を禁止することを発表した。先週からTweetbotやTwitterrificなど大手アプリにAPI認証エラーが起きて使用不能となっていたが、ようやく意図が明らかにされた格好だ。

具体的には「II. ライセンス素材の利用に関する制限」内に「c) Twitterアプリケーションの代替または同様のサービスまたは製品を作成または作成しようとするためにライセンス対象物を使用またはアクセスすること」が追加されている。記事執筆辞典では更新されていない日本語版(発効日は10月10日)と比較すると、以前のb)とc)の間に新項目が挿入されたことが分かる。

この変更は、複数の人気Twitterクライアント開発者が表明していた推測が事実だと認めるものだ。当初Twitterは数日間にわたり沈黙を守り続け、その後に「長年のAPIルールを施行している」と述べ、API停止が意図的なものだと認めていたが、どのルールに抵触しているのかは言及していなかった。

Twitterが「APIルールの施行」にあたって事前の警告もなく、問い合わせに対してもノーコメントを続けていたのは、昨年末の大量解雇がコミュニケーション担当チームから始まったことと関係があるのだろう。またAPI停止が意図的との内部情報を報じたThe Informationも「Twitterの開発者プラットフォームに従事するほとんどの人」が解雇されたと指摘しており、もはや開発者向けのAPIにリソースを割くのは止めた可能性もありそうだ。

Twitterのサードパーティ製クライアントは、広告がないことで強い支持を勝ちえていた。もちろんTwitterにとっては望ましいことではないと思われるが、当初はiOSやAndroid向けの公式モバイルアプリがなく、その間にTwitter人気を後押ししたのは彼らだった。そもそも「ツイート」という言葉を作ったのも、今回の締め出し対象となったアプリの1つTwitterrificと言われている。

実際、Twitterも2021年に開発者契約を変更し、サードパーティ開発者がTwitterの主要サービスを「コピー」することを抑制する(禁止ではないが)項目を削除したことがあった。この変更は、Twitterが外部開発者との関係を改善しようとする歩み寄りとみられていた経緯がある。

この戦略は、もはや正式に終わりを告げたようだ。今のところポリシー変更について連絡を受けたアプリ開発者は確認されておらず、Fenixの開発者も米Engadgetに「全く予想外というわけではないが、連絡がないのは少し侮辱的だ」と語っている。すでにFenixは、Google Playストアから削除された(iOS版はまだAPIアクセスが可能)。

Twitterrific開発者のSean Heber氏も、16年もの歴史を持つアプリが販売終了に追い込まれたことをブログ記事で確認している。「アプリの突然、かつ見苦しい終了は、ますます気まぐれになっていくTwitterによる予告や文書化もされていないポリシー変更が原因だ」とのこと。

さらに「Twitterはもはや信頼に足るとは思えず、これ以上は一緒に仕事をしたくない」とも語っており、もしも規約が再び変更されてAPIアクセスが復活したとしても、Twitterrificが帰ってくる見込みはほぼなさそうだ。

Source: Twitter
via: Engadget

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 次のiPhone、買うべき? 選択のカギはやっぱりあの機能
2 “ビックカメラ初”連発の新店舗「ビックカメラ浦和西口店」8/29オープン。コンセプトは“タマリバ”
3 液晶テレビ1位はソニーのRGB Mini LED搭載新製品「K-55XR70M2」<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング7月>
4 FIIO、有線イヤホンを完全ワイヤレス化するBluetoothレシーバー「UTWS17」。音質も使い勝手も両立
5 HiBy Digitalが「ミク祭0831」開催。初音ミクコラボモデル購入で特典アイテムプレゼント
6 15枚まで収納できる「LPレコード用ダンボール箱」。ダンボールメーカーとレコードショップが共同開発
7 Bowers & Wilkins「Px8 S2」を歴戦の評論家たちが高評価する理由とは? 「“音質もノイキャンも両方できる”の最高峰」
8 動と静の鮮やかな対比。ロングアームの美学が光る、サエク「WE-712」を聴く
9 レグザ、62万台の視聴データを元にした「2026年夏アニメ・ドラマ視聴ランキング(中間版)」公開
10 DJI、8K/60fps対応360度カメラ「Osmo 360 II」を国内正式発表へ。日本語サイトにティザーページ公開
8/31 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix