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ビクター、初のウッドコーンスピーカー搭載3.1chサウンドバー「TH-WD05」

JVCケンウッドは、Victor(ビクター)ブランドより、“木” を振動板に使用した独自の「ウッドコーンスピーカー」を搭載する一体型サウンドバー“WOOD CONE SOUNDBAR”「TH-WD05」を11月下旬に発売する。
ブラウンとナチュラルの2色のカラーバリエーションを用意し、オープン価格だが税込6万円前後での実売が予想される。
TH-WD05は、“木” を振動板とする60mmフルレンジ「ウッドコーンスピーカー」を搭載した3.1chの一体型オーディオシステム。6月に開催されたイベント「OTOTEN2025」にて参考展示されていたモデルが正式発表となった格好だ。

<OTOTEN>ビクター初のサウンドバーを参考展示。ウッドコーンスピーカー搭載
2025/06/21
ウッドコーンならではの自然で美しい響きと、豊かで広がりのある空間表現が特長だとアピール。同社によれば、テレビ音量の上げすぎによる音漏れへの配慮と、立体音響の普及で高まるサウンドバー需要を背景に企画したとのこと。
スピーカーユニットは、フロントL/Rに60mmウッドコーンを左右1基ずつの合計2基、センターに60mm平面型ユニットを1基、サブウーファーに49×157mm楕円型ユニットを1基搭載。

ウッドコーンスピーカーはカバ材の振動板とセンターキャップにチェリー材を採用。これによって、音の明瞭度を向上させたとのこと。60mmと小口径ながら定位感の良さ、キレのある表現力、広い空間表現を実現したという。また、「ウッドコーンの心地よい音楽再生に加え、テレビ番組や映画コンテンツの視聴においても艶のある美しい中高域再生が楽しめる」とアピールしている。
エンクロージャーは9mm厚のMDFを使用して剛性を上げることにより、濁りの少ない響きを実現できるよう配慮。内部にも特許出願中の反射板と補強桟を最適に配置することで剛性を高め、同時にスピーカーユニット後方から排出される音を反射板によって斜め前方と上方に拡散することで、音場が狭まりがちな一体型システムながら広い音場空間を表現できるよう狙っている。
センターチャンネルには、音の減衰が少なく、遠方まで音が均一に聴こえるという平面スピーカーを採用。声の帯域の明瞭感を高める「はっきり音声」機能も備えている。
Dolby Atmosにも対応。テレビ番組など2ch音源を3Dサウンドにアップミックスする機能も搭載している。
サウンドモードはTV/音楽/映画の3種類を用意。上述のはっきり音声のほか、ナイトモード、重低音オン・オフ、低音/高音調整、Bluetoothスタンバイ、オートパワーセーブ(15分無操作で電源オフ)などの機能も備えている。
BluetoothはVer.5.3で、コーデックはSBCとAACに加えてハイレゾ相当の音楽データをワイヤレス伝送できるLDACにも対応。プロファイルはA2DP/AVRCPに対応し、最大通信距離は約10m(Class 2)。
SBCでのBluetooth送信機能も備えており、ワイヤレスヘッドホンなどの外部出力への出力も可能なため、深夜視聴などでも活用できるとしている。
デザインは温もりのある柔らかなフォルムを採用し、木目調のブラウンとナチュラルをラインナップ。操作部はタッチキーで凹凸を抑え、天面にVictorの「犬のマーク」をワンポイントであしらった。
入出力はeARC/ARC対応のHDMI出力、光デジタル入力、アナログ入力(RCA)、サブウーファー出力を各1系統装備。USB端子も備えており。最大96kHz/24bitまでのWAV、FLACや、MP3、WMA形式の音楽再生に対応している。
実用最大出力はフロントL/Rならびにセンターが20W×3、内蔵サブウーファーが40W。外形寸法は697W×77.5H×110Dmmで、質量は3.5kg。リモコン、単4形乾電池、電源コード、HDMIケーブル、光デジタル音声ケーブルが付属する。


































