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ゼンハイザー、ハイレゾ対応ドングル同梱のワイヤレスヘッドホン「HDB 630」を本日発売
Sonova Consumer Hearing Japanは、Sennheiser(ゼンハイザー)ブランドより、音質を追求したオーディオファイル向け密閉型Bluetoothヘッドホン「HDB 630」を本日10月21日に発売した。価格はオープンだが、実売価格は税込95,700円前後が想定される。
10月8日に行われた新製品発表会で披露されたモデル。「ワイヤレスの限界を解き放て」をスローガンに、 “HD 600シリーズ” 相当の音質をBluetooth接続で実現したという本機が、いよいよ発売となった。
自社開発の高性能42mmトランスデューサーのマグネットホルダー背面には、新しいアコースティックメッシュを追加して最適化し、中高域と高域下部の音の輪郭を整えるとともに、ドライバー内部の空気のコントロールと音の広がりも最適化され、ヘッドホン全体に一貫性のあるパフォーマンスが発揮できるよう設計されているという。
これに伴い、イヤーカップにも厚みを与え、低域上部および中高域の安定した再現を支えると説明。ダストカバーの選定にもこだわり、高域の透明感を向上させている。
ヘッドホン本体でaptX Adaptive/aptX HD/aptX/AAC/SBCに対応する。USB-Cドングル(Bluetoothトランスミッター)「BTD 700」も同梱しており、ドングルを使うことでaptX Adaptiveによる96kHz/24bitのワイヤレス伝送が行える。Bluetooth接続以外では、USB Type-C(96kHz/24bitまで対応)と、付属ケーブルによるアナログ接続の2種類の有線接続にも対応する。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応し、音質処理専門のチップとANC処理専門のチップの2基を搭載する。それぞれに役割を分担し、音質処理専門のチップは音質のパフォーマンスを最大限に引き出すために最適化しているという。
右側のハウジングにはタッチコントロールを内蔵。ヘッドバンドには耐久性と上質な質感を兼ね備えた日本企業製の合成皮革を採用、イヤーカップやイヤーパッドにも同様に高品質な日本製パーツを用いている。
本機のために新規開発されたパラメトリックEQ(PEQ)は、帯域の中間周波数と幅を任意に設定した後、帯域全体に調整するフィルターを選択することで、「無限のカスタイマイズ性を誇る」とアピール。また、音源の左右chをバランス調整するクロスフィード機能は、ステレオ録音黎明期の楽曲のような、ボーカルや楽器の配置が極端に偏っている音源が聴きやすくなるとしている。
連続再生時間は最大60時間(ANCオン)、充電時間は約2時間。10分の充電で約7時間動作する急速充電にも対応。本体サイズは221.5W×215H×75Dmm、本体質量は約311g。前述のBTD 700や有線ケーブルのほか、キャリングケースを付属する。
































