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FIIO、独自のR2R DAC回路とパワフルな出力を備えたヘッドホンアンプ「K13 R2R」
エミライは、同社取り扱いブランドFIIOから、独自開発のフルバランス24bit R2R DAC回路と最大出力2,400mWを備えたDAC内蔵卓上ヘッドホンアンプ「K13 R2R」を、10月10日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込52,800円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/シルバーの2色。
同ブランドの人気ヘッドホンアンプ「K7」の後継モデルに位置づけられ、新たに独自開発の4ch 24bit R2R DACを搭載。1chあたり48個、合計192個の高精度薄膜抵抗器で構成されており、自然で温かみのあるサウンドを目指したとする。
デジタル入力として USB Type-C×2/同軸デジタル×1/光デジタル×1を搭載。USB入力ではPCM 384kHz/32bitおよびDSD256(11.2MHz)までの再生をサポートする。Bluetooth受信にも対応しており、LDAC/AAC/SBCコーデックにてワイヤレス再生を行える。
また、NOS(ノン・オーバーサンプリング)/OS(オーバーサンプリング)デュアルモード切り替えに対応。入力された音源データのサンプリングレートを維持したままデジタル処理するNOSモードと、音源をいったん384kHzまでアップサンプリングした後にデジタル処理するOSモードとで、それぞれ異なる音調を楽しむことができる。
10バンドのパラメトリック・イコライザー(PEQ)も装備。スマホアプリ「FIIO Control」またはWebアプリからカスタマイズし、設定のエクスポート/インポートなども行える。PEQはPCM 192kHz/24bitまでの音声信号に対応する。
ヘッドホン出力は4.4mmバランス/6.3mmアンバランスを1系統ずつ装備。ヘッドホンアンプは最大出力2,400mW(バランス接続、32Ω)のパワーを備え、高感度なイヤーモニターから大型ヘッドホンまで余裕で駆動できるとアピール。ゲイン設定は3段階で切り替え可能で、それぞれ異なるボリュームカーブを採用するため、接続する機器ごとに最適な音量調整が行えるとする。背面にはRCAアンバランス出力×2/XLRバランス出力も配置する。
内部回路はR2R DAC、LPF(ローパスフィルター)、ボリューム、アンプに至るまで全段バランス構成とし、ノイズ耐性や歪み、ダイナミックレンジを改善。アンプ回路はヘッドホン保護機能やポップノイズ除去機能も装備し、高品質なオーディオを安全に楽しめると説明している。
内蔵電源としてニッケルメッキシールドカバーで保護した30Wスイッチング電源モジュールを搭載し、より高性能な外部電源を接続できる外部DC電源入力も装備。ほか、18個の低ノイズLDOと5個のDC-DCコンバーターを用いるマルチレール電源、ELNA製RA3コンデンサーやタンタル電解コンデンサーといったオーディオグレード部材の投入なども行い、クリーンかつ強力な電力の安定供給を追求したとのこと。
前面には高コントラストなLCDディスプレイを搭載し、再生中のサンプリングレートや音量設定、ゲイン、出力モードを確認可能。天面には内部のR2R DAC回路を覗き見れる天窓を設置するほか、再生中のサンプリングレートやユーザーのカスタマイズに従って発光するRGBライティングを搭載する。
再生周波数帯域は20Hz - 80kHz、S/Nは≧116dB、THD+Nは0.0173%。外形寸法は約210W×42H×188Dmm(脚部含む)、質量は約980g。赤外線リモコン、USB Type-C to Aケーブル、6.3mm to 3.5mm変換アダプターなどが付属する。































