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NUARL、独自ダイナミックドライバーを搭載したマグネシウム筐体の有線イヤホン「Chapter2」
エム・ティ・アイは、同社NUARLブランドから、マグネシウム筐体に独自シングルダイナミックドライバーを搭載した有線イヤホン「NUARL NX1 Chapter2 HDSS Hi-Res Stereo Earphone(以下Chapter2)」を8月8日(金)に発売する。価格は49,500円(税込)。
「Chapter2」は、NUARLが培った様々なテクノロジーを組み合わせて造り上げたと謳うハイエンドイヤホン。新型の独自φ10mmフルレンジ・シングルドライバーや、デュアルETL仕様のHDSSをトリプル・チャンバー構造のマグネシウム筐体に搭載している。
新型ダイナミックドライバー「NUARL DRIVER[N10]v5X2」では、前モデルにも採用されたφ10mmカーボンナノチューブ複合振動板の器材硬度を高めることで、超高域で起こる周波数特性の乱れを改善。そして7NグレードのOCC(単結晶状高純度無酸素銅線)を使用したボイスコイルと、強力なデュアルネオジムマグネット磁気回路との組み合わせにより高精細なサウンドを奏でるとしている。

筐体には、軽量でありながら剛性が高く、素材独自の付帯音が少ないマグネシウム合金を採用する。5軸CNC切削加工によって鋳造や鍛造では出来ない複雑な曲線の組み合わせにすることで、筐体内部での共鳴を抑制しながらも持ちやすい独自のデザインも施したと説明する。
サウンド面では、出荷前に100時間のエージングを行い特性を均一化。音調ノズルの素材には真鍮を使用して筐体と素材を変えることで、共振点の分散を図ったとする。内部の配線やケーブルの接続には、上位機種同様、日本製の20%銀含PbフリーのSnAgCu(スズギンドウ)半田を使用している。

また、米国T.B.I社の音響特許技術「HDSS」を採用。第3世代ETL(Embedded Transmission Line)音響モジュールを高域と低域用に1つずつ筐体に内蔵することで、カナル型イヤホンにありがちな頭内定位を防ぎ、全帯域に渡ってクリアで立体感のある音の広がりを再現するとのこと。
さらに、ドライバーの背面モジュールと筐体の前後に空気室を持たせたトリプル・チャンバー構造を採用することで、素材固有の周波数特性の乱れを整え、低域から高域までの響きを滑らかに紡ぐとアピールしている。
音調ノズルは、NUARL有線イヤホン共通規格のInterchangeable Nozzle仕様を新たに採用。2段階の音調ノズルを長短2種類ずつ付属することで、500Hz以下の低音の量感や音の定位感を選択することができる。
付属のケーブルは、上位モデル「Overture」と同様のφ0.6mm 7×7芯銀メッキ銅線を採用。プラグは4.4mmバランスを備え、信頼性の高いストレートタイプによって微細な振動による断線を防ぐとしている。コネクタは0.78mm 2Pinを備え、NUARL初の2pin接続のリケーブルに対応する。
付属品として、イヤーピースを装着感と遮音性を両立した「Block Ear+6n」と「Block Ear+7」の長さ違いの2種類を用意。持ち運びに便利なPU製の丸型イヤホンケースも同梱する。
そのほか、本製品のプロダクトデザイナーに「Akihiro Momozaki(by BATTLES DESIGN)」を起用し、「際立った良音を奏でるに相応しい気品や重厚さを持たせつつ、シンプルでニュートラルなNUARLらしい雰囲気もしっかりと残した」と謳っている。
手持ちのNUARLイヤホンを「Chapter2」に有償交換できるトレードアップサービスに対応(準備出来次第NUARL公式ストアで受付予定)。イヤホンの片側紛失および保証対象外の故障(落下や水没など外的な要因によるもの等)、または保証期限切れの場合でも手元に残っている製品との交換を条件に同製品の新品を安価で購入できる「NUARL Care」もサポートしている。
再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、インピーダンスは16Ω、音圧感度は108dB±3dB/1mW。本体質量は53g(ケーブル含む)。ほか付属品として、Φ3.5mmアンバランス to Φ4.4mmバランス変換ケーブル、ケーブルクリップなどを同梱する。































