公開日 2023/06/14 19:23

オンキヨー、11.2ch対応の最上位AVアンプ「TX-RZ70」。“ブランド史上最高峰の音質”を提供

Dirac Liveを標準搭載
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ティアックは、ONKYOブランドの最上位AVアンプとなる「TX-RZ70」を7月29日より発売する。価格はオープンだが、ティアックストア直販価格は437,800円(税込)。

ONKYO「TX-RZ70」

すでに海外で今年春に発表されていたモデルが、国内でも正式に展開される。ONKYOが長年培ってきたダイナミックオーディオアンプ技術をベースに、新たなシンメトリック構造を採用。「ハイカレント3段ダーリントンアンプ」「低NFB回路」「全チャンネルVLSC」などを進化させ、クリアで正確な音像を再現。そのサウンドは「ONKYO AVアンプ史上最高峰の音質」だとしている。

電源部には18,000μFの大容量カスタムブロックコンデンサを搭載し、高い瞬時電流供給能力を実現している。また東信工業と共同開発した音響コンデンサ、アンプ部には東芝製のバイポーラトランジスタなど、ハイカレントを実現する高品位パーツを採用。ヒートシンクへのパワートランジスタの固定には制振効果の高い銅ビス、銅メッキワッシャーを採用している。

「TX-RZ70」の背面端子

DAコンバーターには全チャンネルにESSのES9026Proを搭載。ローパスフィルターの後段に独自開発のアナログ波形発生回路VLSD(Vector Linear Shaping Circuritry)を採用する。これにより、DACチップから送られる信号からパルスノイズを除去し、純粋なアナログ信号のみ生成、音楽の持つ情報量を最大限に引き出すとしている。

ディスクリートで構成された「ハイカレント3段ダーリントンアンプ」を搭載

またルーム補正技術としてDirac Liveを標準搭載。複数のリスニングポイントを測定することで、広いエリアのスイートスポットを実現するとともに、時間特性を最適化することでエリア全体の音響特性を改善できる。オプションの「Dirac Live Bass Control」(有料ライセンスが必要)では、サブウーファーも含めた最適化が実現できる。

Dolby Atmos、Dolby True HD、Dolby Digital Plus、DTS:X、Auro-3D(要ファームウェアアップデート)などのサラウンドフォーマットをサポート。IMAX Enhancedにも対応し、ホームシアターサウンド認定の世界基準THX Certified Selectを取得している。

スマートフォンからさまざまな音質補正が可能

ネットワーク再生では、Amazon Music HD、Spotify、Deezer HiFi、Radiko等に対応。さらにAirPlay2、Chromecast built-in、そして夏のアップデートでRoon Readyにも対応予定。DSD11.2MHzのネイティブ再生も可能。Bluetoothはapt-X HDをサポートする。

HDMIは入力7系統(リア6/フロント1)と出力3系統を搭載。背面のHDMI入力はすべてHDMI2.1に対応(8K/60p対応)、またDolby VisionとHDR10+にも対応する。

アナログ音声入力として4系統のRCAライン入力と1系統のMMフォノ入力を、デジタル入力としてUSB typeAと光、同軸デジタルを搭載。11chのRCAプリアウト端子を備えるほか、ゾーン2とゾーン3へのプリ/スピーカー出力も可能。フロントパネルにはヘッドホン端子も搭載されている。

サイズは435W×201.5H×480Dmm、質量は22kg。消費電力は945W。

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