公開日 2022/04/29 16:13

<ヘッドフォン祭>iFi audio、小型ポタアン「GO bar」を初出品/SOUND WARRIORの真空管ヘッドホンアンプも参考展示

Nmodeはハーフサイズシリーズを中心に展開
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日4月29日、中野サンプラザにて「春のヘッドフォン祭2022 mini」が開催された。リアルイベントとしては2年ぶりの開催となる。ここでは、トップウイングサイバーサウンドグループ、Nmode、SOUND WARRIORのブースをレポートする。

【トップウイングサイバーサウンドグループ】
トップウイングサイバーサウンドグループは、イギリスのiFi audioの小型USB DAC/ポータブルアンプ「GO bar」を初お披露目。手のひらに収まるスティック型製品で、スマートフォンと接続するためのLightningケーブルとtype-Cケーブル、小型ポーチが付属する。製品の詳細や価格などについては追って発表されるとのこと。

iFi audio「Go BAR」とiPhone12 proのサイズ比較

先日発売開始となった自社設計の「FLUX」ケーブルはラインナップ強化も検討しているということで、ヘッドホン/イヤホン用のリケーブルや、4.4mmのアナログケーブルのほか、White Barrelシリーズも今後線材をFLUXに変えてリリースを予定しているという。4.4mmバランスケーブルでは、2本まとめてシースに収めることで、左右独立でノイズを抑えるなど工夫がなされている。担当者も「細いケーブルの魅力をアピールしていきたいですね」と意気込む。

QBT処理前、処理後の聴き比べもできる。この聴き比べには4.4mmのFLUXケーブル(試作品)が使用できる

また会場では先着30名限定で、台湾TELOS AUDIO DESIGNの「QBT」によるケーブルエージングサービスを実施。このサービスは、ケーブルを接続し10分間ほど特殊な信号を流すことで、エージングをハイスピードで実現できるというもの。ケーブルはRCA、XLRほか、イヤホンリケーブルなど多品種のケーブルに対応する。ブースでは「QBT未処理」と「QBT処理済み」の聴き比べも可能となっていた。

会場では先着30名限定でケーブルエージングサービスを無料で実施

【Nmode】
Nmodeは、ファンダメンタルの鈴木 哲氏とコラボレーションしたヘッドホンアンプ「X-HA3FT」を中心に、ハーフサイズシリーズを重点的に展開。内部配線材やパーツなどを細かくチューニングすることで、音質にさらに磨きをかけたとしている。またハーフサイズがぴったり収まる専用のラックも参考出品。こちらの参考価格は100,000円となっている。

Nmodeはハーフサイズシリーズのほか、最新のプリメインアンプ「X-PM5」も展示

ブースではヘッドホン再生におけるクロックジェネレーター「X-CL3」の有無による効果の差を聴き比べることができた。入力される音声信号のフォーマットに合わせて周波数をセットする必要がある(PCMのみ可能、DSDではクロック入力はできない)が、クロックを加えることでより奥行きが増し、広がりのあるステージ感が得られるように感じられた。Nmodeとしても、ヘッドホン再生におけるクロックの重要性もアピールしていきたいと考えているという。

クロックジェネレーターの有無の聴き比べも可能

【SOUND WARRIOR】
SOUND WARRIORは、真空管ヘッドホンアンプ「SWL-HA1」(仮)とUSB DAC+D級アンプ「SWD-UA1」(仮)の2モデルを参考出品。

「SWL-HA1」はまだ試作第一号機ということだが、前段(プリ部)に12AU7を、後段にD級アンプを組み合わせ、デスクトップで活用できるヘッドホンアンプとなっている。前段に真空管を使うことで、真空管らしさを引き出しながらもパワフルな出力を実現できたと語る。ヘッドホン出力は4.4mmと6.3mmを2系統搭載、入力はアナログの他、USB、光デジタルを搭載予定となっている。シャーシもこれからさらに追い込んでいく予定とのこと。

参考出品のヘッドホンアンプ「SWL-HA1」

「SWD-UA1」は、これまでのSWDシリーズの最新作となり、USB DACとスピーカーを駆動できるアンプ、ヘッドホンアンプが一体となったオールインワンモデル。得意のアップサンプリングにも対応。デスクトップオーディオはもちろん、テレビの音のグレードアップにも活用してほしいと考えているという。

今秋発売予定の「SWD-UA1」。これまで培ってきたSWDシリーズの技術の粋が込められている

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX