公開日 2021/12/16 10:00

FiiO、イヤホンをaptX Adaptive対応完全ワイヤレスにできるレシーバー「UTWS5」

シリーズ最上位モデルを投入
編集部:小野佳希
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エミライは、リケーブル対応のイヤホンをaptX Adaptive対応の完全ワイヤレスイヤホンとして利用できるようにする、FiiO Electronics製Bluetoothレシーバーアンプ「UTWS5」を12月23日に発売する。オープン価格だが税込17,600円前後での実売が予想される。

UTWS5(使用イメージ)

MMCX端子モデルと0.78mm2PIN端子モデルを用意するが、まずはMMCXモデルを12月23日に発売。0.78mm2PINモデルは後日発売予定だとしている。。

これまで「UTWS1」や「UTWS3」を展開してきたUTWSシリーズの最上位モデル。さらなる高音質化を目指し、DACアンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立で搭載するなどした。また、Qualcomm製フラグシップBluetoothチップ「QCC5141」を採用することで、最大96kHz/24bitでの高品位ワイヤレス伝送が行えるaptX Adaptiveコーデックにも対応するなどしている。なお、そのほかのコーデックはSBC/AAC/aptXに対応する。Bluetoothバージョンは5.2。

DACチップ部については、先行展開している「UTWS3」ではQualcommのSoC内蔵のDACを使用して左右独立アンプを搭載するという構成だったが、今回の「UTWS5」では上記のとおり「AK4332」を左右独立構成で搭載。これにより、低ノイズフロア、高S/N、約40%の出力向上を実現したという。

そして、Bluetoothチップには、Qualcomm製のフラグシップ機である「QCC5141」を採用。前世代のQCC3020と比較してワイヤレス通信の安定性が向上したほか、96kHz/24bitのワイヤレス通信が可能なaptX Adaptiveに対応した。さらに、aptX Voiceテクノロジーに対応することで、通話品質も大幅に改善を図っている。

また、Qualcomm TrueWireless Mirroringモードも搭載し、Bluetoothデバイスとの遅延の低減と、親機子機及び左右の接続安定性を向上。さらに、スマホなどのBluetoothデバイスの音量調節とは別に、独自の32ステップの音量調節機能を備えており、柔軟な音量調節が行えるよう配慮している。なお音量レベルは記憶されるため、電源をオンにするたびに音量を調整する必要はない。

本体側面に大型の物理ボタンを搭載。誤タッチを減らしながらも、最小限のタッチ操作で再生/停止などの各種機能をコントロールできるよう、ボタン機構の改善も図っている。

充電ケースは800mAhバッテリーを搭載し、本体との合計で最長30時間の連続使用が可能。ケースはワイヤレス充電にも対応している。また、さまざまなイヤホンを取り付けらたまま収納できるように容積も大きめに設計している。

UTWS5本体はIPX4規格に準拠した防水性能を装備。そのほか、スマホアプリ「FiiO Control」または「FiiO Music」を使用することで、チャンネルバランスやその他のオーディオ設定を調整することができる。

出力は53mW(16Ω負荷時)/33mW(32Ω負荷時)で、ノイズフロアは2μV(dbA)未満、S/N比が109dB(dbA)以上、周波数応答が10Hz - 41kHz(-3dB)。充電用のUSB Type-Cケーブルなどが付属する。

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