公開日 2016/02/13 17:42

<ポタ研>SHURE「KSE1500」やラトックの11.2MHz DSDバランスアンプに注目集まる

ミックスウェーブ、くみたてLab.、WAGNUS.も
編集部:杉浦 みな子
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会 2016冬(ポタ研)」が中野サンプラザで開催された。本記事では、完実電気/ミックスウェーブ/くみたてLab./WAGNUS./バンナイズのブース出展内容をレポートする。

■完実電気

完実電気のブースでは、同社が取り扱うブランドからSHURE、オルトフォン、スタックス、ラトックシステム、フューレンコーディネート等の製品が出展されていた。

SHUREブランドは、同社初のコンデンサー型イヤホン「KSE1500」をメインにした試聴デモを実施。昨秋の発表時から注目を集めていたモデルだが、今回のポタ研でもその話題性は続いているようで、多くの来場者が試聴に訪れていた。

現在も話題を集めるコンデンサー型イヤホンKSE1500(左)。ポータブルアンプSHA900(右)も

ラトックシステムからは、前日に発表されたばかりのDSD 11.2MHz対応USB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「RAL-DSDHA5」を出展していた。5パターンの出力モードも備える製品で、入力にはUSBと光デジタルを装備しており、最大384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応している。同社がポータブルアンプの開発で培った技術を投入することで、小型化を実現したことも特徴となる。そのほか、STAXは同社のトップエンド「SR-009」や新製品「SR-L700」、オルトフォンはリケーブル「e-C7S」「e-C8S」、フューレンコーディネートは2月24日発売のNuPrime製A級ヘッドホンアンプ「HPA-9(関連ニュース)」などを出展していた。

RAL-DSDHA5をソニーヘッドホンと組み合わせてバランス駆動


STAXは同社のトップエンド「SR-009」や新製品「SR-L700」などを出展

オルトフォンは、リケーブル「e-C7S」「e-C8S」をラインナップ

■ミックスウェーブ

ミックスウェーブのブースでは、同社が取り扱う1964 EARS、64 AUDIO、ALO audio、Beat Audio、Campfire Audio、Cypher Labs、JH Audio、Unique Melodyなど各社製品を一挙に展示。「Triple.Fi 10(Triple.Fi 10 Pro)」の誕生10周年を記念したモデルとして話題になったJH Audio「TriFi」なども含むイヤホン各種のほか、イヤホン交換ケーブルの比較試聴も行えるブースを展開していた。

こちらは64 AUDIOの「A10」。なお、この機体はミックスウェーブ宮永氏の私物

64 AUDIOのキャリングケース


その他にもALO audioやBeat Audioなど、取扱い製品がずらり

■くみたてLab.

くみたてLab.は、同社のカスタムIEM「サンカ」「アカラ」のMK2モデルを参考出展していた。いずれもマルチウェイでドライバーにバランスドアーマチュア型を採用するが、MK2モデルとして“BAドライバーでダイナミックのような低域特性を得る”を目標にチューニングを施していることが大きな特徴となる。

サンカMK2

アカラMK2

同社スタッフによれば「低域の特性を変えることにあわせて高域の伸びも高めている」とのことで、実際に試聴した来場者からも「驚いた」という感想がきかれているそうだ。2機種とも今春の発売を予定している。

その他、ブース内には人気のイヤモニ各種や、美しさに定評のあるフェイスプレートが展示されていた


■WAGNUS.

WAGNUS.は、イヤホン用交換ケーブル「Frosty Sheep」をメインにアピールしていた。昨年のポタフェスでも出展されていた、同社製リケーブルのハイエンドモデル。純度の高い第一種OFC導線を採用し、1本1本に銀メッキ処理を施したものを60本使用しており、それを4本撚り合わせた構成としている。原音に忠実なモニータライクな再生を目指した「Mastering edition」と、オーディオ的な傾向を持たせた「Emotional edition」の2種類をラインナップしている。

Frosty Sheep。左がMastering editionで、右がEmotional edition


■バンナイズ

バンナイズは、同社が手掛けるヘッドホン/イヤホン用ケース製品の販売ブースを展開していた。多くの来場者が製品を購入するために会場を訪れていた。

人気が高いバンナイズのイヤホンケース

今回も販売ブースを展開していた

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX