公開日 2015/11/19 21:24

シャープ、テレビ開発・製造拠点の矢板工場内部を公開。「今後ますます重要な存在に」

4K AQUOS生産ラインなど披露
編集部:小野佳希
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シャープは、同社製液晶テレビ“AQUOS(アクオス)”などの開発・生産拠点である栃木県の矢板工場の内部をメディア向けに公開。「高品位テレビを開発・製造するマザー工場であり、今後ますます重要になっていく」存在だと同社幹部が位置づけや様々な取り組みを紹介するとともに、4Kモデルの生産ラインを公開した。



■矢板は「高品位テレビを生産する基幹工場」

同工場は、1968年(昭和43年)にカラーテレビ専門工場として栃木県矢板市早川町で操業。東京ドームの約7倍、約10万坪の敷地に、アクオスなどの開発を行う技研センターや、そこで開発された新製品などを実際に量産する生産ラインなどを設けている。

矢板工場の概要

なお、同社は中国、マレーシア、メキシコ(※2016年1月にハイセンスに売却予定)と国外にも液晶テレビの製造工場を持っているが、この矢板工場を「4Kをはじめとした高品位テレビを生産する基幹(マザー)工場」と位置づけている。コスト力のある高品位な生産工程を矢板工場で確立し、それを各生産拠点に展開しているのだという。

テレビ生産ラインのある第一工場

同社執行役員 コンシューマエレクトロニクスカンパニー カンパニーEVP 兼 デジタル情報家電事業本部長の小谷健一氏は、「開発現場と生産現場が一体になっていないとお客様の求める商品は作れない」とコメント。研究開発部隊と製造部隊がひとつの土地に集まっている点が、商品力のあるテレビ製造のために重要だと説明し、「矢板工場は高品位テレビを生産するマザー工場であり、その役割は今後もますます高まっていくだろう」と語る。

シャープ 小谷氏

なお、2015年度の同社国内向け4Kテレビの生産台数、つまり矢板工場での4Kテレビ生産台数は、2014年度の約2倍の増産となった。また、国内の4K液晶テレビ市場では金額ベースで現在30%のシェアを持ち、50型以上に限るとトップシェアであることを紹介。「当初、4Kでは出遅れた感があったのは否めない事実だが、今年6月のラインナップ拡充がシェア拡大につながった」とし、「特に、低反射のN-Blackパネルやスイーベル対応など、ちょっとした部分がお客様から高評価をいただいている。今後もお客様が望む機能を掴みながらシェア拡大を続けていきたい」と続けた。

2015年の新モデルのひとつである「XD35シリーズ」

50型以上の4Kモデルでトップシェアを獲得したという

また、国内テレビ市場については「地デジ特需の反動などもあったが、初期薄型テレビからの買い替えサイクル需要がそろそろ出てくる時期であり、4K放送、8K放送に向けてテレビインフラも大きく変わる。そこに向けて市場の基調が変わる」とコメント。「直近であれば2014年から2015年には4Kテレビ市場も2倍伸びた。こうした流れは今後も続くと見ている」とした。

国内の薄型テレビ需要予測

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