公開日 2014/03/31 14:49

ソニー「SRS-X9/X7/X5」開発陣に訊く − ハイレゾ対応機を始め三者三様の音作り

「SRS-X9」はアップデートでDSDにも対応
ファイル・ウェブ編集部
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2014年2月から順次発売されたソニーのワイヤレススピーカー「SRS-X」シリーズは、ハイレゾ対応という大きなトピックを持った「SRS-X9」を筆頭に、利便性重視というBluetoothスピーカーのイメージとは一線を画す製品群として、多くのユーザーにインパクトを与えた。

「SRS-X9」¥OPEN(予想実売価格69,800円前後)

今回は「SRS-X9」(関連ニュース)「SRS-X7」「SRS-X5」(関連ニュース)の3モデルの開発陣にお話を聞く機会を得ることができた。各製品の音質のポイントなどを改めて紹介しつつ、その音作りについて紹介していきたい。

■「SRS-X7」と「SRS-X5」は“クラブミュージック的”低音の忠実再生を狙う

「SRS-X7」と「SRS-X5」の2モデルはバッテリーを内蔵した、いわゆる“ポータブルBluetoothスピーカー”で、BluetoothはaptXとAACコーデックに対応。ソニーはこれまでもBluetoothスピーカーを多数手がけてきたが、今回の一連の商品の開発にあたり、ワイヤレススピーカーに対するユーザーの様々な要望を積極的に取り入れたのだという。

「SRS-X7」¥OPEN(予想実売価格33,000円前後)

「SRS-X5」¥OPEN(予想実売価格23,000円前後)

そのひとつが、低音再生へのニーズ。特に若い世代にも狙いを定めた「SRS-X7」「SRS-X5」は、R&B、ヒップホップ、EDMといった低音が重視されるクラブミュージックの再生を念頭に置いている。ソニーミュージックとのコラボにより、著名な音楽プロデューサーであるサラーム・レミ氏の協力の元での音質チューニングも実現した。

「SRS-X5」は38mmフルレンジユニットを2基、58mmサブウーファー1基搭載。本体背面にはパッシブラジエーターを2基搭載する。総合出力は20W。入力はBluetoothとステレオミニ端子によるアナログ入力のみを備えている。本機ではコンパクトな筐体ながらローエンドをしっかりと伸ばし、一方で締まりのある低音を再現することを目指したとのことだ。

SRS-X5のパッシブラジエーター

「SRS-X7」は46mmフルレンジユニットを2基、62mmサブウーファーを1基搭載。本機は前面にパッシブラジエーターを搭載している。総合出力は32W。Bluetoothに加え、Wi-Fi内蔵によるDLNA/AirPlay再生にも対応する。

SRS-X7の筐体内部

SRS-X7のユニット部。左右の楕円形がパッシブラジエーターだ

特にSRS-X7については、サラーム・レミ氏による監修が念入りに行われたとのこと。そのサウンドを決定づけた、パッシブラジエーターの改善も特徴だ。パッシブラジエーターは一般的に楕円形の形状をしているが、この形状が原因で振動時にエッジ部分がローリング(回転)してしまい、大入力時に異音が発生することがあったのだという。

パッシブラジエーターの試作品。何パターンも試作が行われ、最適な形状が追求された

SRS-X7のユニット背面。駆動力を上げるために、大型マグネットを搭載している

SRS-X7ではこのパッシブラジエーターを形状から徹底的に見直し、ローリングを抑えてリニアに動作を可能としたことで、歪みのない低域再生を実現した。また、駆動力をアップするために、筐体に対してかなり大きな磁気回路を搭載している。

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