公開日 2014/01/08 10:42

【CES】「LGがあれば、なんでもできる」 − LGプレスカンファレンスレポート

一条真人
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LGの2014年CESプレスカンファレンスは朝早い時間帯に行われたにも関わらず多くの人が詰めかけ、同社のテレビやスマホが世界的に高いシェアを持っていることを改めて感じさせた。

まずは生活のなかで使われているLG電子の製品が使われている生活と日々の進化とチャレンジのようなビデオを上映、そのなかで「Change Life、Change the world」、「It's All Possible」というメッセージをアピール。今年のLGは昨年のように「スマートな生活」というものではなく、よりアグレッシブな姿勢をアピールしている。

その後に流れたCEOのメッセージビデオでは「我々の製品を使うことで、生活のなかで新しい可能性を見つけて欲しい」。「LGがあれば、なんでもできる(With LG It's All Possible)。それが2014年の我々の製品の根底にあるものだ」などと語った。

カンファレンスはLG電子USAのVice PresidentであるJohn Tylor氏の挨拶からはじまり、LG電子USAのPresidentのWilliam Cho氏が登壇。同社の今年の抱負を語った。

LG電子USAのVice President John Tylor氏

今年のLG電子のスローガンは「It’s All Possible」。この話者はLG電子USAのPresidentのWilliam Cho氏

同社のPresident and Chief Technology officerのDr.Skott Ahn氏が登場し、製品関連の技術的な話にはじまり、家電コントロールのために自然言語処理に対応し、LINEとパートナーシップを結んだというメッセージングシステム「LG Home Chat」、曲面ボディが特徴な「G Flex」、LGのスマートテレビに搭載された「WebOS」などを次々に紹介していった。

今年のスマートフォンは「WebOS」で攻める

このWebOSは「Simple Connection」「Simple Switching」「Simple Discovery」の3つのコンセプトが特徴。このOSを搭載することで、テレビを再びシンプルなものにすると宣言した。

WebOSの目指すものは3つ。

自然言語で対応スマート家電をコントロールできるメッセンジャーアプリ「HomeChat」

その後、北米ナンバーワンのVODサービス、NetflixのCEOのRead Hasting氏が登場。LGのテレビでNetflixの4K動画を楽しんで欲しいとアピールした。

NETFLIXのCEOも登場した

その後には、家電、AV、スマートフォンなど商品セグメントごとに担当者がそれぞれのジャンルの新製品、新アーキテクチャを説明していった。

「SoundPlate」は4.1チャンネル120Wのオーディオボックスで2つのサブウーファを搭載、BluetoothあるいはOpticalで接続できる。そして、「Multi-room Speaker System」の「NP8740」、サウンドバー「NB3740A」、「NB5540」、BP740など3つのブルーレイプレーヤーなどが紹介された後、テレビの話となった。2014年は8つのLEDテレビと25の新機種を投入するという。

今年投入するテレビの56%がWebOSを搭載するとのこと

LG電子のUltraHDテレビの対応する規格

また4Kテレビでは「HDMI2.0」「HDCP2.2」「HEVC(H.265)コーデック」「Harman/kardenオーディオ」などに対応することを紹介。HDCP2.2は今後の4Kコンテンツが標準的に使うようになる可能性があるので、これに対応することは重要だろう。

そして、Curved LED搭載の105UC9、Curved OLED搭載の「77EC9800」の2製品がInnovation Awardに選ばれたことが紹介された。

イノベーションアワードを取得した2機種

曲線を描くテレビはたしかに斬新だ

曲線を描くスマートフォン「G Flex」も紹介された

自然言語でスマート家電をコントロールするという今までにないインターフェース、ディスプレイやボディが曲線を描くことで今までにない使いやすさ、見やすさを実現しようとするLG電子の姿勢はたしかにイノベーティブなものを感じる。2014年、市場ではこれらの製品がどう受け入れられるかに注目したい。

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