• ブランド
    特設サイト
公開日 2008/10/20 21:13

話題の新スポットを“KURO”が席巻!「PIONEER PREMIERE FESTA '08」大阪会場イベント

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

大阪会場となった「ブリーゼプラザ」
パイオニア(株)のホームシアターワールドを体験できるイベント「PIONEER PREMIERE FESTA '08」。好評のうちに終了した東京会場にひきつづき、18・19日には大阪でも開催された。会場となったのは、10月3日にオープンしたばかりの話題のスポット「ブリーゼプラザ」。JR大阪駅など主要ターミナル7駅と地下で接続するという好立地を誇る。レセプションにはパイオニアのスピーカー「S-A77TB」と「S-A77BS」を並んでいる来場者を包むように配置して小鳥のさえずりを流すなどの小粋な演出も。ガラス越しに差し込む陽光と相まって、爽やかな空間が生まれていた。

光溢れるレセプションには小鳥の声の演出も


■山之内 正氏のセミナーは満員御礼「BDの映像と音を余すことなく引き出す」


セミナー開講を待つ大勢の来場者
18日は、12時からの回を筆頭に、Phile-webでも活躍中のAV評論家・山之内 正氏の講演が3回行われた。会場には、東京会場と同様プラズマモニターディスプレイ「KRP-600M」、BDプレーヤー「BDP-LX80」、フラグシップAVアンプ「SC-LX90」、スピーカー「S-1EX」などハイエンドなサラウンドシステムを構築。初回は急遽追加椅子を出すほど多くの来場者が集まり、解説に耳を傾けていた。

山之内氏は「パイオニアが昨年発表した“KURO”は、それまで『明るさ』を競っていたテレビが一斉に『暗さ』の表現の追求にシフトするほどエポックメイキングな製品だった。そして、今年発表された“KURO”は、そんな製品のさらに上をゆくもの。これまで黒だと思っていたものは、実は黒ではなかったのだなあと気付かされる」と、新“KURO”を評価。放送波やBDソフトでオペラや映画などの多彩なソースを用意し、そのみどころと“KURO”の画質、そしてホームシアターシステムが実現する音を解説した。

「ともすれば下品になりがちな鮮やかな色を、ケバケバしくなく上品に再生できるのは映像の信号を忠実に再生できているから。階調表現が緻密で、衣装などのテクスチャーをしっかり引き出している。『トリスタンとイゾルデ』の深い闇に覆われた場面なども、ディティールを表現してくれるので、シーンに説得力が生まれる」と“KURO”の画質を讃えた山之内氏。シアターシステムの音についても、「AVアンプの開発陣がチューンアップ時のリファレンスに使う『アイ・アム・レジェンド』では、誰もいなくなった街の空虚な空間の音を良く表現しているし、聞こえなかった音の存在に気付かせてくれる」と賞賛した。

急遽追加椅子を用意するほどの大入りぶり

山之内正氏

「ブルーレイは『画質が良い』ことが大きく取り上げられているが、HD音声などの『いい音』を、高精細な映像と一緒に楽しめるのも利点のひとつ。映画だけでなく、音楽ソフトとしてのポテンシャルも高い。ハイクオリティな映像と音を、みなさんもぜひ楽しんでほしい」と締めくくった。


■沢口氏の講演で「サラウンド」の楽しさ・奥深さを知る


波音の録音に使用したマイクを見せる沢口氏
プレミアフェスタでは、同社技術顧問の沢口真生氏による「サラウンドセミナー」も行われた。NHK放送技術センター長を務め、サラウンドのオーソリティーのひとりである沢口氏。実際に放送されたドキュメンタリーやスポーツ番組を例に挙げ、サラウンドの楽しさをわかりやすく解説した。

「わたしたちは生活のなかで、360度の空間の、立体的な音を聴いているんです。この音により近いものを再現できるのが“サラウンド”。みなさんがよく知っている前方2本の『ステレオ』に比べ、5.1chの『サラウンド』はスピーカーの数が6本、つまり3倍の情報量があるということなんです」と説明。自分で収録したという波の音を、最初はステレオで、途中からサラウンドで再生し、その違いを体感させてくれた。

「サラウンドのほうは、海岸の大きさや、波がどの方向から来ているのか分かるでしょう。音の情報量が、格段にアップします」と語った沢口氏。スポーツ番組はその会場のいちばんいい席で聴ける音を再現できるよう録音するため、サラウンドで観ると楽しい……などのトリビアも伝授してくれた。

「普段テレビでやっている放送でも、サラウンド音声のものが増えています。2011年にはデジタル放送に完全に移行し、サラウンドで放送される番組がさらに増えるでしょう。必ずしも高いシステムである必要はないんです。ごく手頃なサラウンドシステムでも、ステレオとは全く違う世界を体験できるはず。ぜひ家庭でもサラウンドを楽しんでください」(沢口氏)

セミナー終了後には「サラウンドってすごいね。うちにも欲しくなった」と話す参加者の姿も見られた。


■カフェスペースは超満員。BDブースは予約でいっぱいに。

大勢の来場者でにぎわったカフェスペース

ライフスタイルネット.com」を運営するなど、AV機器とインテリアとの融合を積極的に進めているパイオニア。東京と同じく「HUKLA」「筑波産商」とコラボしたラグジュアリーなホームシアターブースを用意していた。こちらのインテリアは、各メーカーのサイトや店舗で実際に購入することも可能。各ブースでは来場者がリラックスしたムードで映画を楽しんでいたほか、「この製品を購入したいけど、どの機器と組み合わせるのがいい?」「手持ちの機器とこの機器、リンク機能などは使える?」といった熱心な質問をぶつける来場者の姿が多く見られた。

インテリア&シアターのブースでは、じっとテレビの映像に見入る子どもも

すっかりリラックスムードでシアターを楽しむ家族連れ

手持ち機器との組合せを熱心に相談する来場者も



カフェスペースの一角に設けられた「ブルーレイライブラリー」ブース

TSUTAYA協力のブルーレイコーナーは大人気。ひとりでじっくり堪能する方から…

友人とワイワイ楽しむ方など思い思いのスタイルで楽しんでいた
来場者が“KURO”ホームシアターワールドの感想を語るブースも用意されており、映像や音から受けた感想を、晴れやかな顔で話していた方が多かったのが印象に残った。なお、来場した方の生の声はこちらからご覧頂くことができるので、ぜひ実際にきいてみてほしい。

体験した"KURO"の世界の感想を語る来場者。

今年も大好評のうちに幕を閉じた「PIONEER PREMIERE FESTA '08」。しかし“KURO”の進化は終わらない!今後も魅力を増し続けていくパイオニアのホームシアターシステムが生み出す世界に要注目だ。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX