LINN、ウーファー技術「PISTONIK」を踏襲したフロア型スピーカー「343」。EXAKT/PWABの2モデル展開
LINN(リン)は、新たなフロア型スピーカー「343」を11月より発売する。カラーはTriton/Clyde Built/Single Malt/Linn Heritage/Piano Black/Alpine Whiteの6種類。ラインナップと価格は以下の通り。

・343 EXAKT(EXAKT インテグレーテッド・スピーカー)
17,600,000円(税込/ペア)
・343 PWAB(パッシブスピーカー + アクティブベース)
12,100,000円(税込/ペア)
「343」は、フラグシップモデル「360」で採用されたLINNの最新テクノロジーを盛り込みながら、スペースの制約なく設置できるスリムなフォルムを実現したフロア型スピーカー。コンセプトの立案時から、LINNの最先端ウーファーテクノロジーである「PISTONIK」を核として設計された。PISTONIKは、ドライブユニットに「極めて高いリニアリティ」「広大な振幅領域」「精密な制御」をもたらすという。
343では、音響エネルギーの約70%を受け持つ6インチ(アッパーベース)と8インチ(ロワーベース)のふたつのPISTONIKユニットを搭載し、超低域からボーカル帯域にかけてパフォーマンスを発揮する。8インチのPISTONIKウーファーには「ダウンファイアリング(下方放射)方式」が採用され、スピーカーの自重で反作用エネルギーを受け止めつつ、強固な床面を介して低域を効果的に部屋全体へ放射する仕組みとなっている。
キャビネットは、鋭角なエッジを排除した滑らかな形状となっており、音をクリーンかつ均質に放射し「スピーカーの存在を消し去る」ことを目指して設計された。素材にはガラス繊維強化成形コンパウンド(FRP)を採用し、剛性と密度を確保しながら壁厚を薄くすることで、内部容積を最大化している。

また、スピーカーを駆動するエレクトロニクス・モジュールはキャビネット背面のカウル(カバー)内部に収められている。LINNのターンテーブル「LP12」の伝統に基づき、3点支持のスプリング・システムを介して取り付けられており、電子回路をスピーカーの振動からアイソレーションする構造となっている。モジュールを取り付けるアルミニウム製エクストリュージョンにはフィンが備えられ、煙突効果によって熱を天面の通気孔から排出する。
343 EXAKTは4ウェイのEXAKTスピーカーであり、内部には「UTOPIK電源」「EXAKTデジタルクロスオーバー」「Organik DAC(×3)」「Adaptive Bias Control 増幅回路(×3)」「Power DAC」がモジュールに収められている。
一方、343 PWABは3ウェイパッシブにアクティブベースを組み合わせたモデル。最低域部(8インチ)はEXAKTタイプと同様にUTOPIK電源やPower DAC、EXAKTクロスオーバーを採用するが、アッパーベース/ミッド/トゥイーターのアレイ部分にはパッシブクロスオーバーが搭載され、外部アンプで駆動する構成となっている。
両モデルのサイズは共通で、338W×1091H×466Dmm(スタンド含む)、重量は52kg。
また、LINNは今回の新スピーカー発表にあわせ、iPhoneやiPadの「Pro」モデルに搭載されているLiDARスキャナ機能を活用した新アプリケーションソフトウェア「LinnDAR」のリリースも発表した。
LinnDARは、LINNの音響補正プログラム「Space Optimisation」で使用する部屋のディメンション測定を、より早く正確に行うためのアプリ。「Manage Systems」へ取り込んだ後にマニュアルでの修正も可能となっている。
対応機種はiPhone 12 Pro/Pro Max以降のProシリーズ、およびiPad Pro 11インチ(第2世代以降)/12.9インチ(第4世代以降)など。なお、現段階では天井の複雑な形状の取り込みには対応しておらず、今後のアップデートで対応予定としている。
























