LINN、フラグシップスピーカー「360」をモデルチェンジ。低域ユニットに「PISTONIK」技術搭載
LINN(リン)は、ブランド創立50周年記念のフラグシップスピーカー「360」のモデルチェンジを発表。低域のドライブユニットを、自社開発の「PISTONIKモーターシステム」に刷新する。また、既存ユーザーへのアップグレード・サービスもアナウンスされた。
製品の価格とアップグレード・サービスの価格は以下の通り(いずれもペア/税込)。
・360 EXAKT/1:25,300,000円
・360 PWAB/1:17,600,000円
・アップグレード・サービス:4,950,000円
また、既存のカラーバリエーションにウォールナット仕上げを追加。トライトン/アルパイン・ホワイト/ピアノ・ブラック/クライド・ビルト/リン・ヘリテージ/シングル・モルトと合わせて7色の展開となる。
新しい「360」では、新開発のドライブユニット「PISTONIKモーターシステム」を搭載し、かつてないレベルまで歪みを低減したとアピールしている。
3年前から独自の開発に着手し、完全自社設計のベースユニットを完成させた。今回のモデルチェンジにより、片チャンネルにつき6インチのウーファー(Upper Bass)を1基、8インチのウーファー(Lower Bass)を2基、新ユニットへと刷新している。なお、トゥイーターおよびミッドレンジのドーム型ドライブユニットに変更はない。
新開発のPISTONIKは、特殊な拡張マグネットギャップを備えた超ロングストロークモーター構造を採用。モーターアッセンブリ全体を永久磁界内に置くことで磁場を安定させ、渦(うず)電流の衝撃を低減している。これにより磁気抵抗とアンプへの負荷が軽減され、卓越した俊敏性と応答性を実現するという。
機構内には3レイヤー構造の通気ネットワークを備えており、音響圧縮を排除して空気が静かに流れる設計だ。ボイスコイルは通気経路で常に冷却され、長時間連続再生しても安定した性能を維持するとアピールしている。
さらに、安全性を確保しながら限界の性能を発揮できるとするマルチフィジックス・シミュレーションによるサスペンションシステムも開発された。限界の最後の一瞬に制限をかけることで、最⼤振幅までのリニアリティを保証するという。
ウーファーに搭載されたドライブユニットには、硬質アルミニウム製ダイヤフラムを採用。強度と剛性に優れ、動作周波数帯域をはるかに超える帯域でも分割振動を抑制した。また、軽量であるため可動質量を低下させ、全体的な効率を向上させたとしている。ダイヤフラムやエッジ部とモーターシステムの結合部の最適化もされており、振幅の低減につなげている。
EXAKTモデルに関しては、工場出荷時に個々のドライブユニットをレーザー測定し、シリアル番号と紐づけた個体別のEXAKTプロファイルがクラウドに保存される。設置時にデータを取得して補正フィルターを適用することで、リファレンス値から0.0625dB以内という精度を実現しているという。
































