公開日 2025/10/19 17:44

<TIAS>JBLのスタジオモニターフラグシップ「4369」ワールドプレミア/Summitシリーズのフロア型も登場

エヴェレスト/K2は来年のウィーンにて発表
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

10月17日より19日まで開催された日本最大級のハイエンド・オーディオの祭典「東京インターナショナルオーディオショウ」。ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLのスタジオモニタースピーカーのフラグシップモデル「4369」がワールドプレミアにて披露、Summitシリーズのフロア型モデル「Pumori」「Makalu」が日本初披露された。

左が「4369」、右が「Makalu」

発表会では、JBLのラグジュアリー部門のヴァイスプレジデントであるデイヴ・トビッシー氏が登場「機械設計、音響設計などJBLの総力を結集し、全員の知恵を出し合って開発したフラグシップスピーカーです」強調。カリフォルニア州のノースリッジに開発拠点が置かれており、「もっとも進化したスピーカーを作ることを目指し続けます」と力を込める。

JBLの総力をこめて開発しましたと胸を張るデイブ・トビッシー氏

「4369」は、伝統のブルーバッフルに、横長のホーンそして38cmウーファーと、まさに「これぞJBL!」と言いたくなるシグネチャーな一台。同時に国内発表されたJBLのHiFi向けシリーズSummitシリーズのトップライン「Makalu」より一回り大きいサイズの堂々なるフラグシップモデルとなる。

新開発の38cmウーファー「2219Nd-1」と3インチのコンプレッションドライバーを搭載。Summitシリーズにも搭載される、コンピューターシミュレーションによって複雑な形状に仕上げられたHDIホーンが搭載される。フロントには2発のバスレフポートを装備、ウォールナットの天然木突板によるキャビネット造形である。

発表会では、創業者のジェームス・B・ランシング氏が映画スタジオMGMのスピーカーを製作したことなど、JBLのスタジオモニター誕生の背景を解説。EMIなど世界各国のスタジオのモニターとして活用されてきた「4320」、その後家庭用にも活用される「4310」など歴史的プロダクトを紹介。

2015年には、フラグシップモニターとして「4367」が登場。今回の「4369」は、それから10年ぶりのフラグシップ更新となっている。

プロフェッショナルモニターとしてのJBLの歴史

Summitシリーズのトップライン「Makalu」よりひとまわり大きいサイズだが、Makaluは3ウェイに対しこちらは2ウェイ。ウーファーも38cmと一回り大きいが、ホーン部については同じHDIホーンが採用されており、技術的な共通点もみられる。

また足についても、Summitシリーズと同様IsoAcoustic社によるカスタムインシュレーターが搭載されている。

デモ時間には、デイブ・グルーシンによる『ナイト・トレイン』を再生、ハイパワーでストレートな中高域、分厚く太い熱気を存分に伝えるウーファー部と、ガッツのあるサウンドを存分に楽しめた。

同時に披露されたSummitシリーズの「Makalu」と「Pumori」。ミュンヘン・ハイエンドで世界初お披露目された3モデルが、日本でも勢揃いすることとなった。

Summitシリーズの現時点でのトップライン「Makalu」

ブックシェルフ型(彼らはスタンドマウント型と呼ぶ)の「Ama」と合わせ、すべてヒマラヤ山脈に存在する山の名前から取られており、それぞれのサイズでリファレンスとなるものとして開発されたという。

JBLの技術の粋を集めて生まれたフラグシップライン

Amaは8インチウーファーの2ウェイモデル、Pumoriは10インチウーファーの3ウェイ、Makaluは12インチウーファーの3ウェイモデル。いずれもコンプレッションドライバーを含むユニットは新規開発で、PumoriとMakaluにはミッドレンジも追加されている。コンプレッションドライバーは3モデル共通だが、ホーンのサイズや形状はそれぞれのスピーカーのサイズに合わせて、コンピューターシミュレーションを用いて設計されているという。

Summitシリーズの中核にあたる3ウェイモデル「Pumori」

デモンストレーションの時間には「Makalu」を再生、ぐっと引き締まった低域表現にはやはり3ウェイならではのパワーとマッシブさを感じさせてくれる。デイヴ・トビッシー氏によると、製品開発においては、プロフェッショナルモニターとSummitシリーズのハイエンドスピーカーは同じ開発チームが手掛けているそうだ。だがこの音の仕上がりの違いには、それぞれのスピーカーの伝統への深いリスペクトも感じさせてくれる。

また、ブックシェルフスピーカーのAmaは、これまでフラグシップラインには存在しなかった小型スピーカーとなり、音をまとめ上げるにも大変な苦労があったという。

一番小型の「Ama」にも来場者の関心は高い

なお、今後のSummitシリーズとして「K2」「エヴェレスト」の名前もプレゼンテーション資料にて登場していた。こちらは来年のウィーン・ハイエンドでの登場が期待したいところだ。

Summitシリーズの今後に向けて「K2」と「EVEREST」の名も登場

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」10/9から3日間の配信予定
2 サブウーファーの追加で低域をさらに強化。トヨタ・カローラのJBLプレミアムサウンドを体験!
3 Bose、ノイキャンUSB-Cイヤホン「Noise Cancelling Wired Earbuds」。独自技術でロスレス再生対応
4 JBL、“折りたためる”サウンドバー「CINEMA SB580MK2」。ワイヤレススピーカーの追加で本格サラウンドも実現可能
5 レグザ、全録対応フラグシップ4K Mini LED液晶テレビ「Z990S」。さらなる高輝度化や映り込み低減を実現
6 徹底したHi-Fi志向、KEFのアクティブスピーカー「LS LUXE」。CTOに訊く高音質の秘密
7 エプソン、新4Kプロジェクター「EH-LS7000」。レーザー光源で高輝度化/旗艦機同様の2軸4Kシフト採用【評論家コメントあり】
8 デルフィン・ジャパン、英Acoustic Energyの国内取り扱いを開始。第1弾は40周年記念スピーカー「AE1」「AE2」
9 カッティングエンジニア・北村勝敏氏の真空管アンプ選び。『季刊・アナログ93号』絶賛発売中!
10 SOUNDPEATS、4種5基のドライバーを搭載したフラグシップTWS「Aura Nebula」。aptX Lossless/LDAC対応
10/9 10:59 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix