日本工学院に、イマーシブオーディオのためのデモルームを構築。教育と製品デモに活用
日本工学院専門学校 蒲田キャンパスに、Neumann(ノイマン)のスピーカーシステム “KHシリーズ” によるドルビーアトモス対応のイマーシブ・デモルームが新たにオープンした。ノイマンを取り扱うゼンハイザージャパンと日本工学院との協業にて誕生した、国内最大規模のノイマン製品のデモルームとなっている。
日本工学院6号館5Fにあるデモルームには、ノイマンの最新DSP内蔵モニタースピーカー(アクティブスピーカー)とサブウーファーによる7.1.4chシステムを設置。日本国内で初めて、ノイマンのモニタースピーカーをフルデジタル環境で組んだ事例となる。
L/C/R/サイド/リアサイドには「KH 150 AES67」を7台、ハイトスピーカーにはひと回り小さな「KH 120 AES67」を4台、さらにフロント側に2台のサブウーファー「KH 750 AES67」にて構成されている。
このほかにも、ステレオコンテンツ再生用として、ラージモニター「KH 420」を2台と、デスク上のニアフィールドモニター「KH 310」を2台を設置。イマーシブオーディオとステレオ、双方のコンテンツの学習や制作に活用できる。
このデモルームは、日本工学院専門学校 副校長である我妻拓氏の強い熱意によって実現したもの。日本工学院は、ITエンジニアリング技術系のカリキュラムと学習環境が充実しており、音楽・映像制作に関わるプロのクリエイターを多く輩出してきた。このデモルームについて、「普段は学生の実習に使用され、必要に応じてドルビーアトモスによるイマーシブオーディオのデモンストレーションやイベントにも活用します」と説明。
さらに、「ドルビーアトモスによるイマーシブオーディオは音響・音楽の世界で新たな価値観を創造できる革新的な技術です。2チャンネルのステレオ環境よりも圧倒的に多様なことを表現できる可能性に満ちています。若い学生たちが各々の発想力を自由に膨らませながら、アイデアを具現化するために役立ててもらえることを期待しています」と語っている。
































