AudioQuest、音質向上を体感できる最エントリー・RCAケーブル「TOWER RCA」
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うブランドAudioQuest(オーディオクエスト)のエントリークラス・RCAインターコネクトケーブル「TOWER RCA」を6月20日に発売する。価格は税込で、7,810円(0.6m)/8,580円(1.0m)/9,350円(1.5m)/10,230円(2.0m)としている。
TOWER RCAは、AudioQuestのインターコネクトケーブルのラインナップの中でも、最もエントリーに位置する入門モデル。本モデルは卓越した柔軟性と汎用性を実現するために細部までこだわって設計されており、幅広いオーディオ機器を接続することができると説明する。
本モデルは、AudioQuestの信念である「20ドルで買える感動」を体現したインターコネクトケーブルだとしており、オーディオケーブルに対して初めてお金を使い、ケーブルを変えることで音質が変化すること体感することができる、入門者にとって“最初のハイエンド・ケーブル”というコンセプトを備えているという。
導体には「LGC(長粒銅)」の単線を使用することで音の歪みを最小限に抑え、絶縁体に発砲ポリエチレンを採用することでダイナミックコントラストを維持するとしている。併せて、金属層ノイズディシペーションシステムを導入することで高周波ノイズを高効率に分散させ、クリアで自然な音楽再生を実現するとのこと。
ケーブル構造には、グランドとシールドを同じ導線で伝送せずに別々の配置で送り出すことで、音のクリアさを高める「アシンメトリカル・ダブル・バランス構造」を採用。音声信号の方向性を定めており、プラグ部に方向性が表記されている。
試聴デモでは、デノンブランドのコンポーネントに同梱されている赤白のRCAケーブルとTOWER RCAを比較した。女性ボーカル、ピアノ、クラシックギターで構成された音源では、ケーブルをTOWER RCAに変更すると、歌声から各楽器まで明瞭度が向上し、音の質感や定位がより鮮明になる印象を受けた。また、各音にベールが被っていたような感覚がなくなり、本ケーブルの特徴であるクリアさの向上を体感できた。
加えて担当者は「AudioQuestの創立者であるビル・ローは、予算に限りがある製品にこそエンジニアの腕の見せ所があると語っている。いろんなものを削ぎ落し、ケーブルにとって最も大切としている部分が残されているのがエントリーモデルならではの特徴だ」と解説していた。































