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公開日 2023/09/11 12:15

RME、ADI-2シリーズ向け電源モジュール「LNI-2 DC」を近日発売。実測データ付マニュアルを付属

コンバーター新製品なども発表
編集部:杉山康介
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シンタックスジャパンは、RMEブランドのプレスカンファレンスを9月6日に実施。創業開発者のマティアス・カーステンズ氏も来日し、新製品の発表などが行われた。

マティアス・カーステンズ氏

RMEが“科学に基づいて贈る”電源モジュール「LNI-2 DC」

本カンファレンスでは、RMEの電源モジュール「LNI-2 DC」が世界初公開された。日本でも近日の発売を予定しているが、価格など詳細はまだ未定。

LNI-2 DC

RMEが電源モジュールを単体発売するのはこれが初めてだが、今までも科学的な考えに基づいて電源を開発し、製品に同梱してきた。しかし近年、“ADI-2シリーズ”発売でコンシューマー市場でも注目されるようになってからは、より強力な電源モジュールを求める声が寄せられるようになったという。

またオーディオ電源市場を見てみると、中にはエンジニア目線で信頼性の低い製品も見受けられたことから、RMEならもっとアイディアに溢れ、信頼性の高い製品を作れるのではないかと確信。実測値などを掲載したマニュアルも含め、電源を使ってもらうという新しいスタンダードを作っていきたいという想いを含めて開発したと同社は説明する。

なお、現時点でRMEはLNI-2 DCを含め計3つの外部電源を発売する予定で、LNI-2 DCともう1つは近日の発売を予定。基本的にはADI-2シリーズで使用する想定だが、他メーカーの製品でも使うことができるとのこと。

LNI-2 DCは、オーディオ機器と電源の間に挟むことでリップルやRF干渉を効率的にフィルタリングできるアクティブDCフィルター。「ガルバニック・アイソレーション」と「RME マイクロフィルター」によって、ハイレベルな電源クリーニングを実現したという。

手持ちの機器と既存の電源の間に挟むことで効果を発揮

9Vから18VのDC電源を接続することで、12V、2Aに固定された電源を安定供給することが可能。入力と出力の間のDCカップリングキャパシタンスは、一般的な電源が1nFのところ、その200分の1となる5pFを実現。他にも制御された電力によるソフトスタート、熱過負荷保護などにより、「使っている電源を買い替えることなく品質を向上させるには完璧なソリューションではないかと思う」と自信を見せる。

実測値も公開することで信頼性の高さをアピール

製品の構造

また、先述の通り電源製品ながら18Pのマニュアルが付属する。製品の使い方自体はシンプルだが、実測値などのデータで効果を科学的に確認することが可能だ。ちなみに、この日はプロトタイプが展示されていたものの、実際の製品はタバコの箱くらいのコンパクトサイズになる予定とのこと。

プロトタイプも展示されていたが、実際に発売する製品はタバコの箱サイズになるそうだ

「Fireface 802 FS」やMADI・AVBコンバーター製品も登場。ADI2シリーズ新製品も登場する?

新製品として、30入力/30出力を備えたハイエンドUSBオーディオインターフェイス「Fireface 802 FS」が発表。その名の通り「Fireface 802」の後継機種で、来月くらいの発売を予定しているという。

Fireface 802 FS

また、32chのMADI・AVB ADコンバーター「M-32 AD Pro II」/DAコンバーター「M-32 DA Pro II」、Dante対応の「M-32 AD Pro II-D」「M-32 DA Pro II-D」の計4機種もお披露目された。

M-32 AD Pro II/M-32 DA Pro II

さらにマティアス氏によるADI-2シリーズのフラグシップ機「ADI-2/4 Pro SE(Special Edition)」の詳細解説も実施。その中ではシリーズ共通リモコンへの言及があったのだが、なんでもリモコンのLEDは機種によって異なる色に光る仕様で、裏には「何色がどのモデルか」が書いてあるものの、記載されているのは3モデル、最大プリセット数は4つと、ひとつ空いている状態とのこと。「なのでもしかしたら、もう1つ新しい製品が出てくるかもしれません」と意味深な発言もあったため、今後に期待したい。

もう一つ、先日リリースされた「ADI-2 DAC FS」をスマホ/タブレットでコントロールできるアプリ「ADI-2 Remote」も紹介された。現時点ではiOS版のみだが、近くMacやWindowsなど他プラットフォームでも使えるバージョンがリリースされるとのことだ。

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