公開日 2019/04/23 12:07

英B&W、独自メッシュワイヤレス技術搭載スピーカー「Formation」5機種。805D3似の「Duo」など

AirPlay 2やRoonにも対応
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
英Bowers & Wilkins(B&W)は、独自の“Formation”ワイヤレステクノジーを採用、AirPlay 2やRoonにも対応したワイヤレス・オーディオシステム「Formation」シリーズを発表した。先日公開されたティザーの内容が明らかになったかたち(関連ニュース)。欧州や米国では今月中に発売される。なお、現時点で日本への導入については言及されていない。

Formationシリーズ

“Formation”ワイヤレステクノジーは、96kHz/24bitの信号をワイヤレス伝送可能。マルチルーム再生に対応し、特許を取得したメッシュ機能により、1マイクロ秒の誤差範囲で各スピーカーを同期できることが特徴。また、高品位かつ安定したワイヤレス再生および同期を可能にするために、各スピーカー間を宅内Wi-Fiとは独立したネットワークを構築して動作する。

Formationワイヤレステクノロジーを搭載したラインナップとして、左右独立型スピーカー「Formation Duo」、一体型スピーカー「Formation Wedge」、サウンドバー「Formation Bar」、サブウーファー「Formation Bass」、CDプレーヤーやレコードプレーヤーの入力をFormation化する“ワイヤレスオーディオ・ハブ”「Formation Audio」をラインナップする。米国での発売価格は以下の通り。

・「Formation Duo」3,999.99ドル/ペア

「Formation Duo」

・「Formation Wedge」899.99ドル

「Formation Wedge」

Formation Wedgeの背面部

・「Formation Bar」1,199.99ドル

「Formation Bar」

・「Formation Bass」999.99ドル

「Formation Bass」

・「Formation Audio」699.99ドル

Formation Audio

専用アプリ「Home」をiOS/Android向けに用意。ワイヤレス接続の設定、マルチルームの設定と操作、音質調整、音量調整、アップデートなどをアプリから行える。

AirPlay 2、RoonReady、Spotify Connectに対応。aptX HD対応のBluetoothも内臓している。ネットワーク経由での音楽ファイルの再生も可能となる。

Formation Duoは左右chが独立したワイヤレス・ステレオスピーカーで、同社のハイエンドスピーカー「805D3」にも似た丸みをおびたデザインを採っており、「有線のクオリティをワイヤレスで実現する」と紹介されている。同社700シリーズで採用されたトゥイーター・オン・トップ配置のカーボンドーム・トゥイーター、800シリーズ等で採用されたコンティニウム・コーン・ウーファーを採用する。カラーはブラックとホワイトの2色を用意する。デジタルアンプを内蔵しており、出力は125W。

カーボンドーム・トゥイーターおよびコンティニュアムコーン・ウーファーを搭載

Formation Duoの設置イメージ

Formation Wedgeは25mmダブルドーム・トゥイーターと90mmミッドレンジを2基ずつ、150mmサブウーファーを1基搭載した一体型スピーカーとなる。写真のように、前方が半円形に膨らんだ独特の形状を特徴としている。出力は総合240W。

Formation Barは、Lch/Rchに加えてセンターchも備えた3chサウンドバー。各chごとに25mmダブルドーム・トゥイーター1基と65mmミッドレンジを2基搭載。全9基のユニットを内蔵する。HDMI端子は搭載していないが、光デジタル端子は1系統備えているのが確認できる。サラウンドはドルビーデジタルへの対応が明記されている。

Formation Barは合計9基のユニットを搭載

Formation Bassは外向きに対向配置された2基の165mmウーファーユニットを搭載したワイヤレスサブウーファー。Duo/Bar/Wedgeとの組合せが想定されている。出力は250W。

Formation Audioは、CDプレーヤーなど従来のオーディオ機器からのアナログ入力や光デジタル入力をFormationシステムから再生するためのトランスミッターとなる“ワイヤレスオーディオ・ハブ”。アナログRCA入出力を1系統ずつ、光デジタル入力を1系統、同軸デジタル出力を1系統搭載する。

Formation Audioの背面部

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX