公開日 2018/02/01 19:26

PIEGA、新開発リボントゥイーターを初搭載したスピーカー「Premium 701」など3機種

新Premiumシリーズ
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フューレンコーディネートは、同社が取り扱うPIEGAのスピーカーシステム「Premiumシリーズ」3機種を2月15日に発売する。

・「Premium 701」¥780,000/ペア(税抜)
・「Premium 501」¥550,000/ペア(税抜)
・「Premium 301」¥310,000/ペア(税抜)

Premium 701とPremium 501は2.5ウェイ・フロア型/バスレフ型スピーカー、Premium 301は2ウェイ・ブックシェルフ型/バスレフ型スピーカーで、いずれも従来のPremiumシリーズの後継となるモデル。最新のスピーカー設計と剛性を30%向上させたアルミニウムキャビネットを採用している。また最上位モデルは同社オリジナルのリボントゥイーターの最新モデル「LDR 3056」を初採用している。

Premium 701

3機種共にエンクロージャーを刷新。最新の設計テクノロジーを採用すると共に、押し出し加工によるアルミニウム製キャビネットの剛性を30%強化した。アルミを研磨した外観の仕上げについても、さらに美観を向上させたという。

フロントカバーは、C型キャビネットのフォルムに合わせて取り付けられるよう、スイスのデザイナーであるStephan Hürlemann氏が新設計している。

シリーズ最上位のPremium 701については、PIEGAが新開発した「LDR 3056」リボントゥイーターを初採用した。このリボントゥイーターには、同社のラインソース・ドライバーと、第二世代の同軸システムの研究開発中に得られたノウハウが活用されているという。

リボンの極めて薄い振動膜は、新開発のサスペンションで保持され、質量負荷のないダンピング状態で制御される。マグネットシステムとフォイルレイアウトも最適化され、より高い能率と広帯域、優れたリニアリティーを実現したという。フロントパネルも従来より拡大され、取り付けもバッフルと同一化することで振動膜をより理想的に保持できるとのこと。

Premium 501/301の2機種については、これまでのモデルでも採用実績がある「LDR 2642 MKII」リボントゥイーターを採用している。

Premium 501

Premium 301

MDS(Maximum Displacement Suspension)ウーファーユニットも改良されており、新キャビネットとリボントゥイーターに合わせて調整されているという。ロングストローク動作を前提に設計され、広い空間においてもダイナミックでパワフルな低音パフォーマンスが楽しめると紹介されている。

またラウンド型のキャビネットは内部に不要な定在波を徹底して抑制、再生レスポンスを高めて中-低域周波数帯域における従来以上に鮮明な伝送パターンを獲得したという。またフロア型モデルについては、特定の周波数の干渉防止のために、スパイク付きベースプレートを採用した。

いずれのモデルでも3タイプの仕上げが選択可能。アルマイト処理されたシルバー仕上げ(カバー:シルバー)に加え、オプションとしてホワイト塗装仕上げ(カバー:シルバー)、アルマイト処理されたブラック仕上げ(カバー:ブラック)を用意している。オプション仕上げは価格が40,000円アップとなる。スピーカー端子はいずれもシングルワイヤーとなる。

Premium 701は、LDR 3056リボントゥイーターに加えて、140mm MDSウーファーを2基搭載。うち1基で中域をカバーする。再生周波数特性は34Hz-50kHz、能率は91dB、インピーダンスは4Ω、クロスオーバー周波数は150Hz/3kHz。外形寸法は268W×1,095H×256Dmm、質量は約30.0kg。

Premium 501はスリムなフロア型スピーカーで、LDR 2642 MK IIリボントゥイーター、120mm MDSウーファーを2基搭載(1基が中域を担当)。再生周波数特性は36Hz-50kHz、能率は90dB、インピーダンスは4Ω、クロスオーバー周波数は200Hz/3.2kHz。外形寸法は240W×1,045H×230Dmm、質量は約23.0kg。

ブックシェルフ型のPremium 301は、LDR 2642 MK IIリボントゥイーター、120mm MDSウーファーを1基搭載する。再生周波数特性は39Hz-50kHz、能率は89dB、インピーダンスは4Ω、クロスオーバー周波数は3.2kHz。外形寸法は180W×340H×230Dmm、質量は約9.0kg。専用スピーカースタンド「Stand 300」(125,000円/ペア・税抜)も用意している。

なお、従来のPremiumシリーズは販売終了となる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX