公開日 2017/03/27 10:56
【集中連載】現地で見たNetflix “最強” の理由(6)パートナーとの密な連携でクオリティを高める
最新作『アイアン・フィスト』を語る
山本 敦氏が米Netflixの本社を訪問、Netflixの最新動向やその取り組み、今後の展開についてレポートしていく連続企画。最終回となる第6回目では、スタッフが語る『アイアン・フィスト』のストーリーおよび映像作品としての見どころをお届けしたい。
■『アイアン・フィスト』の次のマーベル作品はどうなる?
今回のNetflix本社ツアーはテクノロジーに関連する話題が盛りだくさんの内容だったが、最新作『アイアン・フィスト』の原作を提供するマーベルのSVP Original ProgrammingのKarim Zreik氏と、作品の撮影監督を務めたManuel Billeter氏をゲストに招き、Netflixオリジナルの全作品を担当するプロデューサー、Vice President Originals SeriesのCindy Holland氏との3人による、カジュアルな雰囲気のパネルディスカッションも開催された。
Zreik氏は最新作の『アイアン・フィスト』について、Netflixで製作してきた4つのマーベル作品のエッセンスが凝縮された作品が完成したと語っている。「これから4つのキャラクターが集結する『マーベル・ディフェンダーズ』にも展開は広がって行く予定ですが、その前に『アイアン・フィスト』だけ押さえておいてもらうだけでも、スムーズにディフェンダーズの世界観に溶け込めると思います。要チェックですよ」とアピールした。
ディフェンダーズのあとは、マーベルとNetflixのタッグは終わってしまうのか?という質問についてはHolland氏が「きっと終わらないはず。『デアデビル』の人気キャラクターがスピンアウトした『パニッシャー』などの展開も期待できると思います」と答えた。
マーベルにとってNetflixと組んだことの効果について、Zreik氏は「Netflixとのコラボレーションによって、よりキャラクターのダークサイドにもスポットを当てたり、マーベル作品の多様性を生み出すことができた」とポジティブに評価している。
またZreik氏は、作品の世界観については撮影監督のBilleter氏による貢献が大きいとした。『アイアン・フィスト』は4作品の中で初めてHDR撮影が行われた作品だ。Billeter氏にとっても「作品の色合いや明るさのレベルなど細かく設定する項目が増えるけれど、こちらのこだわりが素直にフィルムの出来映えに反映されるのでやり甲斐は大きかった」と語っている。
HDR撮影のメリットについてBilleter氏は「SDRの映像と比べてしまうと、確かに鮮度や立体感はかなり違って感じられると思います。でも最終的に、真に迫る出来映えの画が撮れるかどうかは、結局はクリエイターの腕の見せどころによるところが大きいと思います。だから新しい技術に溺れることなく、質の高い映像を得るために技術を使いこなすという姿勢を常に持つことが大事なのでは? 最終的なゴールは映像の没入感を高めることであって、HDRは一つのツールに過ぎないと思います」と述べた。
ジャーナリストからの質問は、「全13話」というシリーズドラマの“尺”についても及んだ。果たしてこれが適切な長さなのか。Zreik氏は「私の個人的な感触としては、13話という尺が作品全体の“起承転結”を付けるのに最も適していると思っている」と答えている。
「Netflixはグローバル展開を強化しているが、今後も作品の質をキープできそうか」という問いに対しては、Holland氏が「マーベルとのパートナーシップに代表されるように、良質な作品をともに自由な環境でつくりたいというパートナーと仕事ができています。彼らとはストーリーの構成段階から、細かな映像のカットを決めるところまで密接なディスカッションを重ねながら丁寧に作品をつくっています」と語りながら、これからも質の高い作品を提供していきたいと意気込みを語っていた。
(山本 敦)
■『アイアン・フィスト』の次のマーベル作品はどうなる?
今回のNetflix本社ツアーはテクノロジーに関連する話題が盛りだくさんの内容だったが、最新作『アイアン・フィスト』の原作を提供するマーベルのSVP Original ProgrammingのKarim Zreik氏と、作品の撮影監督を務めたManuel Billeter氏をゲストに招き、Netflixオリジナルの全作品を担当するプロデューサー、Vice President Originals SeriesのCindy Holland氏との3人による、カジュアルな雰囲気のパネルディスカッションも開催された。
Zreik氏は最新作の『アイアン・フィスト』について、Netflixで製作してきた4つのマーベル作品のエッセンスが凝縮された作品が完成したと語っている。「これから4つのキャラクターが集結する『マーベル・ディフェンダーズ』にも展開は広がって行く予定ですが、その前に『アイアン・フィスト』だけ押さえておいてもらうだけでも、スムーズにディフェンダーズの世界観に溶け込めると思います。要チェックですよ」とアピールした。
ディフェンダーズのあとは、マーベルとNetflixのタッグは終わってしまうのか?という質問についてはHolland氏が「きっと終わらないはず。『デアデビル』の人気キャラクターがスピンアウトした『パニッシャー』などの展開も期待できると思います」と答えた。
マーベルにとってNetflixと組んだことの効果について、Zreik氏は「Netflixとのコラボレーションによって、よりキャラクターのダークサイドにもスポットを当てたり、マーベル作品の多様性を生み出すことができた」とポジティブに評価している。
またZreik氏は、作品の世界観については撮影監督のBilleter氏による貢献が大きいとした。『アイアン・フィスト』は4作品の中で初めてHDR撮影が行われた作品だ。Billeter氏にとっても「作品の色合いや明るさのレベルなど細かく設定する項目が増えるけれど、こちらのこだわりが素直にフィルムの出来映えに反映されるのでやり甲斐は大きかった」と語っている。
HDR撮影のメリットについてBilleter氏は「SDRの映像と比べてしまうと、確かに鮮度や立体感はかなり違って感じられると思います。でも最終的に、真に迫る出来映えの画が撮れるかどうかは、結局はクリエイターの腕の見せどころによるところが大きいと思います。だから新しい技術に溺れることなく、質の高い映像を得るために技術を使いこなすという姿勢を常に持つことが大事なのでは? 最終的なゴールは映像の没入感を高めることであって、HDRは一つのツールに過ぎないと思います」と述べた。
ジャーナリストからの質問は、「全13話」というシリーズドラマの“尺”についても及んだ。果たしてこれが適切な長さなのか。Zreik氏は「私の個人的な感触としては、13話という尺が作品全体の“起承転結”を付けるのに最も適していると思っている」と答えている。
「Netflixはグローバル展開を強化しているが、今後も作品の質をキープできそうか」という問いに対しては、Holland氏が「マーベルとのパートナーシップに代表されるように、良質な作品をともに自由な環境でつくりたいというパートナーと仕事ができています。彼らとはストーリーの構成段階から、細かな映像のカットを決めるところまで密接なディスカッションを重ねながら丁寧に作品をつくっています」と語りながら、これからも質の高い作品を提供していきたいと意気込みを語っていた。
(山本 敦)
関連リンク
-
人気のUSB-CイヤホンにAVIOT参戦! VGPアワードW受賞の実力機「CE-V1」徹底レビュー! -
Bluesound「NODEシリーズ」で組むHiFi入門。テレビ・レコード・デスク、3つのスタイルをVGP審査員が推奨! -
ヤマハのサウンドバー「B200A」をデスクトップとテレビで徹底検証! 小さなボディに込められたヤマハの本気 -
【レビュー】密閉型を再定義、オーディオテクニカの“ウッドヘッドホン”「ATH-AWX7000」を聴く。『TCbA』思想の実力とは? -
JBLの新サウンドバー「Cinema SB580MK2」は“映画館”に迫るサウンド! 末尾に「SB510MK2」のレビューも -
オーディオテクニカの“ド定番”ヘッドホンにマイクが生えた!配信者&ゲーマー向け「ATH-M20xSTS/M50xSTS-WL」実機レビュー
クローズアップCLOSEUP
-
人気のUSB-CイヤホンにAVIOT参戦! VGPアワードW受賞の実力機「CE-V1」徹底レビュー! -
Bluesound「NODEシリーズ」で組むHiFi入門。テレビ・レコード・デスク、3つのスタイルをVGP審査員が推奨! -
ヤマハのサウンドバー「B200A」をデスクトップとテレビで徹底検証! 小さなボディに込められたヤマハの本気 -
【レビュー】密閉型を再定義、オーディオテクニカの“ウッドヘッドホン”「ATH-AWX7000」を聴く。『TCbA』思想の実力とは? -
JBLの新サウンドバー「Cinema SB580MK2」は“映画館”に迫るサウンド! 末尾に「SB510MK2」のレビューも -
オーディオテクニカの“ド定番”ヘッドホンにマイクが生えた!配信者&ゲーマー向け「ATH-M20xSTS/M50xSTS-WL」実機レビュー -
オーディオテクニカ特設ページ『Audio-Technica Station』リニューアルオープン! -
【割引クーポン有】QCYから「高コスパ」全部入りフラグシップヘッドホン誕生!「H6 Ultra」徹底レビュー -
ソニー新ウォークマン「NW-WM1ZM3 / WM1AM3 / ZX900」速攻レビュー! -
Earfun「Wave Pro X」徹底レビュー! “全部入り”高コスパヘッドホンの実力は? -
AVIOT初のBluetoothスピーカー「WS-Q1PNK」の“生活を彩るサウンド”を自宅でレビュー -
ヘッドホン加水分解の悩みにサヨナラ! オーディオテクニカの交換用ヘッドバンド「HP-HBM50x」を試してみた -
築23年マンションをリノベ、140型/5.1chの本格ホームシアターに!65型テレビとの2ウェイシアター -
AVIOT完全ワイヤレスイヤホン「TE-W2」&最新ピヤホン「TE-W2-PNK」徹底レビュー! -
スピーカーやアナログプレーヤーの音質アップの方法とは?お金をかけずにスグできる4選 -
オーディオテクニカ「ATH-AL5NC」速攻レビュー!「開放型なのにノイキャン」な新提案に評論家も「これはいい」 -
Astell&Kernの第3世代真空管DAP「A&ultima SP4000T」。最大54通りの音質カスタマイズの使いこなしを探る -
【10%オフクーポン配布中】SOUNDPEATSの“音質重視” 完全ワイヤレス「Air6 Pro」を徹底チェック! -
ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 5」レビュー。さらに進化した音質&ノイキャンを徹底解剖! -
散歩でも家事でも!ビクター「nearphones」は“ながら聴き”生活の理想的なパートナー -
【動画&レビュー】「こいつは別格!」TCL最新テレビが凄すぎる! 評論家がX11L/C8L/C7Lを本気で見比べた -
Bowers & Wilkins「Px8 S2」を歴戦の評論家たちが高評価する理由とは? -
名エンジニアが思い描いた“自然な音”がそこにある。Grell Audioのヘッドホン「OAE2」を聴く -
ガラス振動板の立役者、GAIT自社製イヤホン/ネックスピーカー「GlaXfi-N01」が高コスパ!実力をチェック -
電流モードアンプ搭載の“弩級ポタアン”Questyle「M18i Max」を聴く -
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
これ7,980円で合ってる? QCY「MeloBuds N65」は現代人のニーズに応える高コスパイヤホン -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く
アクセスランキング
RANKING
11/6 10:16 更新


















