オーラスの体験拠点「AREC」で味わう“美しく心地よい住まい”。空間とテクノロジーの融合が暮らしを彩る感動を生む
AURAS(オーラス)の新しい体験拠点「AURAS Residential Experience Center(AREC)」が東京・六本木のAXISビル3Fにオープンした。住宅の価値が「設備」から「体験」へと変化していく昨今、映像・音響だけでなく、住宅設備とテクノロジーを組み合わせた総合的な空間演出に長けたオーラスが提案する、次世代の住まいの体験とはどのようなものか。この7月にお披露目されたARECの様子から辿っていく。
Lutron「HomeWorks」で住まい全体がシームレスに繋がる
ラグジュアリーな住まいの体験を謳う通りARECは、エントランス、ダイニング、リビング、ベッドルームなど生活空間を模したエリアに加えて、シアタールームとコレクションルームといった趣味の空間によって構成されている。
AURAS Residential Experience Centerというネーミングには「住まいに関する体験の中心地・拠点」としての意味が込められており、ARECは幅広く出会いのある場所としても運用していきたいのだという。
全てのエリアはLutron HomeWorksによる照明・シェード・カーテン制御の導入に加えて、Crestronによる統合オートメーション環境を構築。これによって単なる照明のスイッチ操作としてあるのではなく、映像・音響を含む住宅のさまざまな設備がシームレスに連携する全自動システムへと深化され、住空間全体の環境がより高次元に最適化される。
“最適化” におけるコンセプトは 時間や季節、人数、空間、状況に合わせて多様に変化するものだが、人間の体内時計(サーカディアンリズム)を基にしたシームレスな自動制御で自然につくられる暮らしのリズム、そして高品位な映像と音が融合したエンターテイメント空間による住まいのパーソナライズ。どのような体験においても、この2点においてオーラスの強みは揺らがない。
建築・インテリア・テクノロジーが融合した住まいの体験価値とは
それではさっそく実際の住空間でどのような体験を得られるのか見ていこう。
パッセージエリア

まずはエントランスの扉を開けて、ダイニングに続くパッセージエリアへ。表からはショーウィンドウだったガラスは住宅における大きな窓に見立てられ、Lutronの「Palladiom」シェードが5連で展示されている。
距離にして12mほどはありそうだが、5台のシェードは高精度に同期し、昇降の際の視覚的なノイズはまったくない。また、動作音はほぼ聴こえないといっていいほど静か。まるで建築の一部であるかのような美しい納まりと空間演出を実現している。
廊下の先ではBowers & Wilkinsのスピーカーシステム「801 D4 Signature」とBurmesterのプリメインアンプ「232」がお出迎え。各エリアには、こういった建築やインテリアの意匠に合わせたオーディオが用意されており、住まいと暮らしをつくる中で、リラックスして趣味を楽しむ時間を重視するオーラスの考えがうかがえる。
またシェードの向かいにはパーテーションのようにmoloのルームチューニングアイテムを設置。実は吸音材としても機能しているほか、照明のディフューザーなどにも活用できる優れものだ。
ダイニング

続いてダイニングへ向かうと、目を引いたのはBarco Residentialの超大型LEDウォール。Barcoは映画館や医療施設など、業務用の中でも特にクオリティが求められるディスプレイ機器において高いシェア率を誇るブランド。住宅向けのサブブランドとしてBarco Residentialを展開しており、このLEDウォールも画質的な有利だけでなく、住宅の導入においてメリットとなる特徴を備えている。
お披露目時は自然風景を上映し、美しい景色を望む大きな窓のようにセッティング。LEDウォールの画質体験だけでなく、HomeWorksによる全自動システムの一例として1日のリズムに合わせて外光(自然光)をコントロールするデモンストレーションも行われた。
和風にコーディネートされたダイニング。オーディオは、ホワイトとシルバーで統一して意匠に調和させている。日本で初めての展示となるBurmesterのスピーカーシステム「B38」に、パワーアンプ「216」とプリメインアンプ(プリアンプ運用)「232」を組み合わせ。オーディオラックは機能性とデザイン性を両立したBassocontinuoによる特注だ。
リビング&ベッドルーム

上質な音楽とインテリアを揃えたくつろぎのリビング。ここではHomeWorksによる全自動システムの一例として、1日のリズムに合わせて照明が変化していくデモンストレーションを実施。午前の活動時間、午後から夕方にかけてなど、時間の推移による自然光の変化、また暮らしのシーンに合わせて適切な光環境になるよう、照明の明るさと色温度が自動で変化していく。
リビング空間を心地よい音楽で満たすオーディオは、Sonus faberの象徴的なスピーカーシステム「Amati Supreme」をメインに据えた。天然木やレザーを用いた美しい造形を活かして、インテリアのように溶け込ませている。ちなみにソファーはCassina「MARALUNGA」を選定し、イタリアの意匠で揃えている。
照明はシーンに合わせた特別な演出も可能で、ベッドルームではスムーズな入眠と快適な起床に効果的な照明を披露。実際の導入時は全自動コントロールをベースに、必要に応じて随所にスイッチも設置して併用するのが基本という。
日常的な動作からスイッチオンオフのマイクロタスクを排除しつつ、健全な生活のリズムも無意識下で自然に整える。建築の意匠などモノ・コトの要素だけでなく、それぞれのライフスタイルと生活動線、そして居住者の好みやリラックスできるシチュエーションといった、ヒトの要素にも深く寄り添った体験であった。
“家庭で再現できる最高クラス” のホームシアターがさらに進化

シアタールームは「映画館の感動を自宅に再現する」という点において、一つの到達点といえるだろう。映像、音響、空間演出、そして身体感覚が融合したプライベート4Dシアターである。
映像は204型のシネスコスクリーンに、Barcoの業務用映像
音響はSonus faberで統一した15.2(9.2.6)chによるイマーシブサラウンド。フロントおよびセンタースピーカーはカスタムインストール向け大型インウォールスピーカー「ARENA 30」を採用する。
サウンドスクリーンの採用に加え、204型に合わせた綿密な調整を施し、映像と音源の一致には特に配慮した。また建築と一体化するインウォール設計により、スピーカーの存在感を空間へ溶け込ませながら、Sonus faberならではの豊かな音楽性と広大なスケール感を実現している。
Cassinaの「Maralunga」ソファーにはD-BOXの特注モーションシートを導入。上映中の作品および再生シーンと連動して身体へ繊細な動きや振動を伝え、身体感覚による新たな没入感が得られる。モーションシートはMaralungaのデザインに調和するしつらえで、インテリア性が損なわれる心配もない。
また、シアタールームではオーディオビジュアル機器、照明のオンオフなど、空間演出にかかわるシステムをすべて統合し、直感的なボタン操作ができるようプログラムしている。操作の割り当てはリモコンだけでなく、壁のスイッチ、音声でハンズフリー、スマホやiPadなど、ユーザーが使いやすいよう自由に選択可能。お披露目時はiPadのワンボタンで部屋が徐々に暗くなり上映が開始される、また徐々に明るくなり自動でオフになっていく様子が実演された。
住まいの “体験” をつくり暮らしの感動を高める
ARECは単なる機器展示を行うショールームではなく、ラグジュアリーな住まいと暮らしを想像させる体験拠点である。
「ホームシアターにかぎらず、住まいに関することは体験していただくことでよさが伝わる、という根本の考え方は当初から変わっていません。今回のリニューアルでは、建築・インテリア・テクノロジーが融合している空間では、心地よさであったり没入感であったり、過ごす時間の質を高めることができる、ということを、実際に感じていただけるよう体験の幅を大きく広げました。ここまでのショールームは、全国的に見てもそうありません」と、オーラスの代表としてARECを取り仕切りつつ、インテグレーターとして現場でも活躍する山岡裕和氏。
オーラスは電気工事や内装仕上げが可能な建設業許可を得ており、建築図面の確認から配線、施工、プログラミング、調整、導入後のサポート、保守まで一貫して携わることができるため、提案時の理想から完成のブレも少ない。都内での活動が多いが、声がかかれば全国どこでも対応可能だという。
美しく過ごしやすい住まいが、日々の暮らしにどれほどの感動をもたらすのか。まずは、ぜひ自身で体験してみてほしい。

AURAS Residential Experience Center(AREC)
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
TEL:03-3582-7711
営業時間:10時00分 – 18時00分(要予約)
定休日:日曜日、月曜日

