きめ細やかな対応で長く頼れる滋賀のシアター屋さん・シアターライフ ナカノ
JR京都から新快速で琵琶湖に向かって20分ほど走り瀬田駅を過ぎると、急に新興住宅やマンションが建ち並ぶようになったと思ったら、目指す南草津駅に着いた。大阪からも50分の通勤圏にあるこの地は、平地が広がっていることもあり、人口は増加傾向だ。立命館大学などがあり学生の街かと思えば、クルマで10分ほど行けば緑豊かな自然もある。そんな場所にあるのがシアターライフ ナカノだ。
京都・大阪から至便なのに緑にも囲まれた新興住宅地
シアターライフ ナカノを取り仕切るのは、中野貴之さん。お会いするのは実に15年ぶりぐらいなのに、駅まで迎えに来て下さり、畑に囲まれた緑豊かな一軒家の1階にあるショップに案内された。以前お会いしたときは、オーディオショップ・イセにお勤めだった中野さんは、イセが閉店すると、事実上、そのお客様を引き継ぐ形で独立した。
「大学を卒業して3ヶ月ほどは地元のスーパーに勤めていたんですが、その後46年ずっと滋賀でこの仕事をしています。その間にたくさんのお客様と懇意にさせていただき、独立してからも何かとご依頼いただいて、もう丸10年になりました」と中野さん。
中野さんがオーディオショップ・イセに勤め始めた80 - 90年代には、高校の入学祝いに親と来店してオーディオセットを買うのが慣わしだったそう。やがて新築にあわせてホームシアターを造るブームが到来する。そのとき以来のお客様がプロジェクターなどの買い替えで中野さんの元を訪れるほか、ハウスメーカーからの紹介で新規のお客様との縁もある。
最近では、プロジェクター&スクリーンの組み合わせだけでなく、75型や85型といった大型テレビを中心としたシアターも。とくにコロナ禍の頃は、巣ごもり需要でテレビシアターは倍増した。
「60代以上のお客様が多いですからね。Prime VideoやNetflix、YouTubeなどを楽しんでおられます。一方オーディオファンのお客様は、お気に入りのCDを繰り返し聴かれるので、NASに保存する方法を共有しています」(中野さん)
オーディオと別立てのシアターシステムが実は「コスパ良し」
シアターライフ ナカノのショールームは2chステレオのオーディオシステムと、マルチチャンネルのホームシアターシステムの2本立て。オーディオファンのお客様にも対応するわけだが、ホームシアターとどちらを推しているのだろうか?
「シアターがやっぱり中心。私自身がシアター好きというのもありますが。番組をレコーダーで録画することはなくなった代わりに、映像配信を以前よりよく見ます。寝る前に見始めたNetrflixのドラマの続きを、翌朝起きて1時間見てから仕事して、また翌日も…の繰り返し。何してんだろうと思いますが、楽しいんです(笑)。
オーディオ製品は今ものすごく高いですよね。その点、ホームシアターの方がコストパフォーマンスはいいと思いますし、とくに映画好きの方にとっては長く続けるのにいい趣味だと思うのです」(中野さん)
46年頼られる地元のシアター&オーディオショップ
プロジェクターはビクターを導入。「D-ILA」の主力ラインナップである “Vシリーズ” はよく売れて、現在は最新のフラッグシップ8Kプロジェクター「DLAーV900R」を展示している。ハイビジョンから4Kになり、光源がレーザーになるといった目立つ技術革新があれば買い替えを勧めやすいが「近年は技術革新も行くところまで行った感がある」と中野さんは話す。
「お客様に新製品を強引に勧める気はなくて、こちらからお声がけすることはそんなにありません。何かしらご相談があれば、それに対してできるだけ喜んでもらえるようにする。電話でのトラブル対応は夜でも朝でも行っています。
『貴方がいてくれなかったらとっくにシアター辞めている』と言われると、仕事冥利に尽きますね。シアターもオーディオも専門店が少なくなり、ニッチな世界と言われていますけれども、40年近くの長きにわたりお付き合いいただいているお客様は、私にとって財産です」(中野さん)
冒頭、シアターライフ ナカノは畑に囲まれた中にあると書いた。この周りの畑の多くは実は中野さん所有で、採れた季節野菜をお客様に配ったりしているのだそう。
「凝り性なんで、家庭菜園にもハマっちゃうんですよ。しかも体を鍛えられるので、重い機材のセッティングや施工を頑張れるんでしょうね。夏場は5キロぐらい痩せますよ」と笑う。
時代を生きてきた人たちはいい時代を知っているし、昔から鍛えており物欲も衰えていないと中野さんは語る。活動拠点は滋賀県は草津、大津のほか、守山、栗東、京都市内などまで、広範に対応してくれる。逢って元気をもらえる人、中野さんが取り仕切るシアターライフ ナカノは、何度でも足を運びたくなるお店だ。
シアターライフ ナカノのインストール実例
DJブースと共存するリビングシアター(東近江市F邸)

従来からお使いのDJシステムに、新たに120型のスクリーンシアターを設置。約20畳のL型リビングで普段からテレビ代わりに使用するということで、高輝度プロジェクターを組み合わせている。
映画大好きシアター歴30年以上の専用室シアター(大津市O邸)

約16畳のシアタールームで、毎日4 - 5時間はプロジェクターをお使いのヘビーユーザー。「プロジェクターは常に最新モデルに買い替えられます」(中野さん)。アンプ等の機器を置く棚の裏にはバックスペースを設けており、機器の入れ替えに伴う配線の変更も容易。

シアターライフ ナカノ
滋賀県大津市中野1丁目9-18
MAIL:info@theater-life.com
営業時間:10時00分 – 18時00分(要予約)
定休日:毎週水曜日

