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緊急時にも役立つiPhone。万一の災害時に知っておきたい機能

公開日 2020/09/01 06:45 山本 敦
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今回は9月1日の防災の日にちなんだ、緊急災害時に役立つiPhoneの機能を紹介しよう。

iPhoneにはロック画面を解除するプロセスを飛ばして、緊急時電話番号に素速く通報できる「緊急SOS」機能がある。緊急連絡先は国や地域によって異なるが、日本の場合は警察/110、海上保安庁/118、消防署/119が登録されている。

サイドボタンとボリュームボタンの長押しで「緊急SOS」「メディカルID」を表示

緊急SOSには警察/110・海上保安庁/118・消防署/119が登録されている

ほかにも、家族や知人の電話番号を緊急連絡先に追加しておくこともできる。「ヘルスケア」アプリを開いてプロフィール画像をタップ後に「メディカルID」を選択。「編集」をタップして緊急連絡先の電話番号を登録すればよい。

家族や知人の電話番号を緊急連絡先として設定できる

緊急電話のかけ方は、iPhone 8以降の機種はサイドボタンとボリュームボタンの上下どちらかを長押し。iPhone 7以前の機種ではサイドボタンを素速く5回押す操作となる。

画面に「緊急SOS」と「メディカルID」のスライダーが表示されるので、ドラッグすると緊急連絡先の選択肢、またはユーザーのメディカルIDが表示されて登録されている電話番号に通話が可能になる。なお本稿ではTIPSとして本機能を紹介しているが、本当の緊急時以外に試しがてら緊急SOSを使うことは絶対にやめてほしい。

通話が終了すると、メディカルIDで登録した緊急連絡先にはユーザーのiPhoneの現在地がアップデートされるたびにテキストメッセージで送られる。位置情報サービスがオフになっている場合も、本機能を使うため一時的にオンになる。

また、聴覚や言語に障がいを持つ方など、音声による110番通報が難しい方のために警視庁が開発した「110番アプリ」もApp Storeを通じて提供されている。アプリから通報者のID情報を事前登録しておけば、緊急時に利用するとその場所を管轄する警察本部に文字入力等の画面操作で通報ができる。日本語による通話コミュニケーションが苦手な外国人も利用できるように、アプリの操作言語は日本語のほかに英語・中国語・韓国語が用意されている。

警視庁の「110番アプリ」

今年も夏以降、国内は天候の不安定な日が続いている。突然の強い雨に遭遇した場合もiPhoneの性能を知ったうえで活用できるよう、最後にiPhoneの防塵・防沫/耐水性能をまとめておこう。

■IP68等級(最大水深4メートルで最大30分間)
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max

■IP68等級(最大水深2メートルで最大30分間)
・iPhone 11
・iPhone XS
・iPhone XS Max

■IP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone XR
・iPhone X
・iPhone 8/iPhone 8 Plus
・iPhone 7/iPhone 7 Plus

■防塵・防沫/耐水非対応のiPhone
iPhone 6s以前の機種

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