【特別企画】オーディオルーム防音のポイントを実地で体感

『オーディオと防音』を深堀りでレクチャー&体感 − 「第19回 Acoustic Audio Forum」開催レポート

ファイル・ウェブ編集部

前のページ 1 2 3 4 次のページ

2015年06月19日

基本的には壁だけでなく、床と天井も2重構造にするのが大切で、防振ゴムを使用するなどした、浮構造にすることが重要であるという。また、高い性能の防音ドアを1枚使うよりも、標準的な性能の防音ドアを2枚使う方が性能が高く、コストも安く済む』と語るなど、実用的な話も聞かれた。

遮音設計の基本、および具体的な後方の効果や工事費用についてレクチャー

「一級建築士だからといって防音や遮音について理解しているわけではなく、そうした建築士にまかせて失敗した物件のリカバリーを頼まれるようなケースもある」とも述べ、同社に代表されるような、音楽と防音の関係性をキチンと理解したプロを選ぶ重要性にも触れた。

窓の遮音性能などについても具体例を示して紹介

なお、部屋の外への遮音といえば音の通り道となる窓やドアの隙間を塞ぐことも基本だが、「実は今は『防音サッシ』というものは存在していない」といった豆知識も紹介。現在の窓サッシは基本性能が上がって以前の防音サッシ並みの性能を有することが当たり前になったことから防音サッシというジャンル分けはされなくなったのだという。

参加者から熱心な質問が飛ぶ一幕も

■戸建て住宅ならではの防音/遮音事情

イベント2日目は、アコースティックデザインシステムが設計を手がけたスフォルツァートの試聴室に会場を移しての開催。木造のツーバイフォーづくりという戸建てに近い条件での防音/遮音デモを体験できる場となった。

スフォルツァートの試聴室でも屋外から音漏れをチェック

なお、前回のイベントレポートでも紹介しているように、会場となった建物は、スフォルツァートの試聴室と事務所のほか、賃貸物件として3世帯が入居するアパートになっている。

多数の参加者で会場は熱気に包まれた

そうしたこともあり、スフォルツァートの小俣氏は「ロックの演奏ができるくらいの部屋を」というオーダーをしたとのことで、これに対しアコースティックデザインシステムでは「最高レベルの防音を施して設計した」という。

スフォルツァート 小俣氏

デモに使用されたシステム

オーディオも部屋づくりも「小手先のテクニックは効かない」

前のページ 1 2 3 4 次のページ

関連記事