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レコチョク/NTTぷららの担当者にインタビュー

「レコチョクBest」「ひかりTVミュージック」はなぜ100万曲/980円/320kbpsなのか?

公開日 2013/03/07 15:28 折原一也
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ひかりTVが提供するプレイリストとは、アーティスト、アルバムとは別に提供される10〜20曲程度の楽曲リストだ。サービスイン時点で、アーティスト別に200程度、テーマ別に100程度で合計300程度のプレイリスト提供を予定している。イメージとしては、アーティスト別、テーマ別で作られたベストアルバムと言えばいいだろう。

「テーマ別特集」でひかりTVミュージックならではのプレイリストも提供

アーティスト別はもちろん、ユニークなテーマのプレイリストも多数用意

このプレイリストは「レコチョクBest」が制作したものに加え、「ひかりTVミュージック」独自のものも提供される。「レコチョクBest」はそのユーザーを想定した若者向けのプレイリストがメインになる一方で、「ひかりTVミュージック」ではひかりTVの主要ユーザーである30代、40代の男性をターゲットとしたプレイリストを用意する。さらに、ひかりTVで配信しているテレビ番組の主題歌を集めたプレイリストなど、映像コンテンツとの連携も予定されている。

もちろん、ユーザーがアルバム名、アーティスト名などを検索して楽曲を聴くこともでき、任意にプレイリストをつくることもできる。

提供されたプレイリスト上の曲をワンボタンで自分のプレイリストに追加することもできる

「レコチョクのコンセプトとしては、まずはプレイリストで聴いてもらいたいのです。検索という面倒な行為を行って特定の楽曲を探すのではなく、様々なプレイリストから、音楽を聴く楽しみを広げてもらいたいのです。

そして、プレイリストで聴いた曲の中から気に入ったもの集めて、お客様が自分のプレイリストを作っていただければいいですね。視聴中の楽曲も、ボタンひとつで簡単にプレイリストに追加できます」(レコチョク社・鬼頭氏)

海外サービスにはない独自の機能として「ダイジェスト再生」にも注目したい。この機能は、その楽曲の“サビ”などの主要部分の数秒だけを再生していくというもの。本来は楽曲を個別購入する際の「お試し試聴」用の音源なのだが、うまく活用すれば、その曲の核となる部分のみを聴くことができる。何か良い楽曲がないかとプレイリストを試聴するときに、いちいち全ての楽曲をフルで聴いていくことは、時間的になかなか難しい。そんな方は多いはずで、ユーザーのライフスタイルを考えた非常に便利な機能と言える。

なお、「ひかりTVミュージック」では、スマホ用アプリと同社STBでプレイリストが連動できるようになっている。スマホで作り込んだプレイリストをSTBから家族で楽しむ、なんていう使い方も可能だ。

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