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オリジナルコンテンツも配信

エイベックスとソフトバンク、あす開始の映像配信サービス「UULA」説明会を開催

公開日 2013/02/13 16:10 ファイル・ウェブ編集部
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エイベックス・グループ・ホールディングス(株)は、ソフトバンクモバイル(株)と共同で設立した動画配信サービス「UULA(ウーラ)」を2月14日(木)からサービスインすると発表した。

「UULA」アプリを起動したスマートフォン

「UULA」のロゴマーク

昨年10月のソフトバンクモバイルの発表会では、「UULA」のサービスイン時期を2012年12月としていたが(関連ニュース)、開始が遅れていた。今回、正式にサービスイン日程が発表され、サービスの詳細についても明らかにされた。

当初予定の2012年12月には間に合わず、サービスインは明日2月14日となった

昨年10月のソフトバンクの発表会にて、「UULA」のスタートが大きくアピールされた

「UULA」は月額490円(税込み)で利用でき、全コンテンツが見放題となる。説明員は、個別の追加課金は一切ないこと、コストパフォーマンスの高さを特に強調していた。

対応機種は、ソフトバンクのスマートフォン(Xシリーズを除く)となる。Androidについては「4.0」以上を推奨している。またiPhone、iPadにも対応する(Wi-FiモデルのiPadには非対応)。Android/iOSともに専用アプリによるサービス提供となる。また、"SoftBank Smart TV”からの視聴も可能だ。

コンテンツ数と月額料金の安さを全面にアピール

■コンテンツは何が見られるのか

主な配信コンテンツは「MUSIC」と「MOVIE」に大別できる。コンテンツ総数はサービスイン時点で約60,000タイトルだが、そのうちカラオケが数万タイトルを占めている。コンテンツは約65社から提供されている。

「MUSIC」はミュージックビデオやライブ、カラオケを配信

「MOVIE」は洋画/邦画、海外/国内ドラマを配信

「MUSIC」については、「ミュージックビデオ」「ライブ」「カラオケ」が提供される。映像のついていない「楽曲」の提供は現時点では行われない。「ミュージックビデオ」は最新曲から過去のヒット曲も用意し、「ライブ」では邦楽に加え、洋楽、クラシックに至るまでのライブ映像を提供していくという。「カラオケ」はJOYSOUNDから"数万曲"というレベルで提供され、ラインナップも順次増やしていくという。

「MOVIE」については、「映画」「ドラマ」「アニメ」が提供される。「映画」は洋画/邦画のヒット作や旧作をメインにラインナップし、「ドラマ」は国内外の人気作品を用意している。

エイベックスによるオリジナルコンテンツも充実させていく予定だという。サービス開始時の目玉としては、hide with Spread beaverの人気曲を倖田來未がカバーし、安野モヨコの原作を蜷川実花が映像化した音楽と映像のコラボ作品「ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘」、原田眞人が監督、椎名桔平が主演を務めるとドラマ『RETURN』が用意された。

サービスイン時のオリジナルコンテンツの目玉『ピンク スパイダー inspired by バッファロー5人娘』

■サービスの機能とスペックは?

気になる配信画質だが、1.5Mbps、500kbps、300kbpsの3種類から選択でき、1.5Mbps、500kbpsはWi-Fi接続時のみの対応となっている。また「キャッシュ(一時保存)」再生にも対応し、オフライン時でもコンテンツの視聴ができる。なお、キャッシュ後の保存時間は48時間が基本だが、コンテンツによって異なるという。また、コンテンツによってはキャッシュできない場合もある。

1.5Mbpsの最高画質で映画『セブン』を再生しているところ

キャッシュしたコンテンツのリスト

快適な視聴を実現する機能に力をいれていることも特徴。「AUTO PLAY」はミュージックビデオをラジオ感覚でオート再生する機能。ユーザーの視聴履歴を学習しながら、お薦めのコンテンツを自動再生してくれる。「プレイリスト」は、UULAの編集部が用意するお薦めのプレイリストを再生してくれる機能で、AUTO PLAYと併用して使える。

「AUTO PLAY」時の画面

「プレイリスト」の画面

また「ローカル」機能も用意し、スマートフォン内に保存してある音楽ライブラリを「UULA」アプリのインターフェースから再生することができる。例えばiPhoneの場合なら、アプリ内の「デバイスのライブラリ」から、iPhoneのiPod機能と同じようにアーティスト名や楽曲を検索して再生できる。「UULA」自体は映像コンテンツありきのサービスだけに、ミュージックプレーヤーとして「UULA」を楽しもうとするなら、この「ローカル」機能は活用したいところだ。

デバイスのプレイリストを表示した画面

■サービス開始後の展望

サービス開始が遅れた理由について同社は「サービスやアプリのユーザビリティーに高い水準を求めたため」と説明。また、現時点で本サービスをソフトバンク以外の他社キャリアに展開することは考えていないという。ドコモで提供している「dビデオ」との差については、「UULAはより音楽を全面に打ち出したサービス」と説明していた。

サービス開始が遅れた理由は、あくまでユーザビリティーにとことんこだわった結果だとのこと

さらに、質疑応答に答えた担当者は、「エイベックスはエンターテイメントを提供する会社として、デジタルプラットフォーム作りをひとつの方向性として掲げている。ドコモで展開したdビデオはその成功例となったが、自社のエンターテイメントをさらに広く提供していくために、今回はソフトバンクと協力してUULAの提供を開始した」と説明した。

説明会では、オリジナルコンテンツへ力を入れることが度々強調された

オリジナルコンテンツについては、ミュージックビデオは月1〜2本を目安に今後も追加していくという。またドラマについても「年に何本かは大作を配信したい」と述べた。

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