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PR家庭用プロジェクターに大サイズ0.78型DMDを採用した注目機

XGIMIフラグシップ4Kプロジェクター「TITAN」徹底レビュー! 桁違いの “黒” でリアルな映画体験を叶える

公開日 2026/02/27 10:00 鴻池賢三
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まず黒に近い階調表現の確認でリファレンスとしている作品、4K UHD BD『マリアンヌ』を再生。日没後の街路で車が停車するシーン。ピーク輝度の高さで車のボディーの艶がしっかりと感じられ、車内の影になっている部分の見通しも良好。

また、暗部にノイズが少なく、階調が滑らかでディテールが豊かなのも特筆に値する。どっしりと安定感のあるルックは好感が持てる。0.47型DMDのスマートプロジェクターの映像とは桁違いの「黒」であるのはもちろん、0.65型DMDを採用するホームシアター用モデルと比べてもアドバンテージが感じられる。

映像モードは「標準」「映画」「テレビ」「ビビッド」「スポーツ」「IMAX Enhanced」「FILMMAKER」を用意。3D再生にも対応している

本機は光源の明るさを10段階で調整でき、デフォルトの10から6くらいまでで調整すると映画の雰囲気に落ち着いた。映像エンジンがシーンに応じてトーンマッピングを最適化するが、光源を絞ると暗部も幾分沈み、閃光が光り始める繊細な階調もより稠密に見えてくる。

0.78型DMDは小型品よりも高速駆動が可能で、明暗をPWM方式でコントロールするDLPプロジェクターの場合、黒に近い階調の再現に有利に働く。実際にこの物理的特長をどの程度活かしているのかは知る術がないが、贅沢な映像処理性能を備えているのは無関係ではなそうだ。

画質設定から輝度を10段階で調整できる(写真左)/HDRコンテンツの強化機能として、コンテンツやシーンに応じて黒潰れ、白飛びがないよう動的にバランス調整を行う「HDRダイナミック輝度マッピング」を新しく採用(写真右)

また、しばらくシーンが進んでいくうち、基本の光量が非常に高いことに気が付いた。スクリーンがゲイン1.25±5%ということもあり、さすが5,000ルーメンの実力は本物。平均輝度が高いシーンでは眩しいほど。

シャンデリアを見上げるシーンでも、ピーク付近の白飛びが見られず、逆に灯火管制下の非常に暗いシーンも黒潰れを起こさない。本機が持つダイナミックレンジを最大限に活かしつつ、各シーンの雰囲気を保つべくコントロールしていることが見て取れる。映像モード「映画」の画作りの巧みさも魅力に感じた。

Dolby Visionでもポテンシャルを最大限に発揮

次にDolby Vision収録の4K UHD BD『F1/エフワン』を再生。映像が出た瞬間、バランスのよい自然な映像が直感的にも好印象。色の濃さ、階調の滑らかさ、明暗のコントラスト感、不自然に感じる部分がひとつも見当たらない。

多様な人種が登場するが、表情は肌の色が一貫してナチュラルで、繊細な起伏も明瞭。ネイティブコントラストの高さは色純度にもプラスに働き、補正に頼らない発色のよさがこうしたルックに繋がっていると思われる。

ちなみに暗室ではDolby Vision再生時の映像モード「ダーク」を選ぶのが基本で、映画劇場のようにしっとりと落ち浮いたルックが心地よい。視聴であることを忘れ、しばし映像の世界に惹き込まれた。「ブライト」を選ぶと、車体の艶感や立体感がアップ。ホームシアターの楽しみとして、好みで選択するのがよいだろう。

Dolby Vision対応のコンテンツが入力されると自動でDolby Visionモードに。ダーク/ブライトは任意に選択できるほか、スクリーン設定を合わせるとより制作者の意図に近い描写に

※編集部注 操作画面は取材時点のものです。今後のアップデート等により変更となる場合があります

“画質重視” 派の新機軸として相応しい実力を備える

0.78型DMDの採用は非常にチャレンジング。光学系も大がかりになるのでコストが膨らむが、映像が隅々まで明るくキレのよい高解像度は、価格に相応しい価値を感じる。

100万円級のLCOSプロジェクターには手が届かず、かといって0.65型DMD搭載のDLPで満足できない熱心なホームシアターファンにとって、本機は注目に値する新機軸といえるだろう。

筐体はマットブラックでコンパクトな長方体にスッキリとまとめられているので、ハイエンドシアターに天吊り設置するのにもピッタリだ。また内蔵スピーカーの音質は良好で実用的、付属のスタンドを取り付けて卓上置きも映えるはず。

0.78型と大サイズのDMDデバイスを使用する、唯一無二のホームシアター用プロジェクター。画質重視の本格的な映像体験を望む熱狂的なビジュアルファンにとって、新しい選択肢となりそうだ。

別売の専⽤アクセサリー「XGIMI X-Floor Stand Ultra」(写真左)/「XGIMI Ceiling Mount Ultra」(写真右)を用意

本体には卓上設置や棚置きが映えるスタンドが付属する(上掲の別売アクセサリーとは異なるもの)

SPEC

●投写方式:DLP ●投写デバイス:0.78型DMD ●表示解像度:3,840×2,160 ●レンズ:1.5倍電動ズームフォーカスレンズ ●光源:レーザーダイオード ●投写サイズ:65 – 300型 ●明るさ:5,000ルーメン(ISO) ●スピーカー:12W+12W ●主な入出力端子:HDMI×2基(eARC/ARC×1基)、光デジタル音声出力×1基、ステレオミニ出力×1基、USB Type-A×2基、LAN×1基ほか ●ワイヤレス:Wi-Fi 6(5GHz/2.4GHz)、Bluetooth Ver5.2 ●騒音:32dB ●消費電力:500W ●外形寸法:441W×158H×345Dmm ●質量:11.5kg

背面端子

付属のリモコン。このほか、Google TV Stick 4Kなども付属する

(提供:XGIMI株式会社)

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