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PR評論家・野村ケンジがレビュー

ビクター「HA-A110T」速攻レビュー!評論家も太鼓判な“ネクスト スタンダード”イヤホン

公開日 2026/01/30 06:30 野村ケンジ
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イヤホン本体、ケースの両方にビクターロゴがあしらわれている製品だけに、大いに気になるところ。

音質の重要なファクターである振動板には、LCP(液晶ポリマー)素材を採用した口径10mmのダイナミックドライバー搭載。

同社によれば、音の立ち上がりが良く、にじみの少ないクリアな高音と、質感の高い引き締まった低音を両立し、細部まで見通しのよい上質なサウンドを実現したという。「楽器やボーカルのニュアンスまで丁寧に描き出し、長時間でも心地よい高音質体験を実現した」とのことだ。

ということで、様々な楽曲をじっくり試聴してみた。ちなみに、BluetoothコーデックはSBC、AACに加えて、ハイレゾ相当のデータ量をワイヤレス伝送できるLDACにも対応している。ただし、今回の試聴ではアプリが使えずLDACに切り替えできなかったため、AACで試聴をおこなっている。

実体感のあるダイレクトでピュアな音、というのが全体的な印象だ。決してドンシャリではなく、質のよいクリアサウンドといったイメージ。

雑味が抑えられているうえ、高域を変に誇張することもないため、“本来の演奏はこういった音なのでは?” といったありのまま的な印象の音を感じ取ることができる。

おかげで、ボーカルは適度に力の抜けた自然な歌い方に感じられ、声の細やかなニュアンスがしっかりと伝わってくれる。

ヨルシカは独得の声色に滑舌のよさやヌケのよさが感じられるし、幾田りらは幾分の甘やかささを含んだ美声、TRUEは何かの楽器であるかのようなピュアさとヌケのよさといった具合に、それぞれの歌声の魅力を存分に味わうことができる。

加えて、楽器の音の明瞭さも嬉しいポイントだ。

ヨルシカはギターやピアノ、ドラムなどの演奏がキレのよいリアルな音を聴かせてくれるので普段よりも印象的な楽曲に感じられるし、Mrs. GREEN APPLEは楽器それぞれの録音がクリアなことが伝わってくるし、それが功を奏してか、カラフルでトリッキーな構成の面白さ満点な演奏に思わず引き込まれる。

一方で、ボーカルの距離感が近いため、歌声のニュアンスが手に取るように分かるのもいい。

なお、同社の音響エンジニアがドライバー特性を生かしてチューニングしたという5つのサウンドモードも搭載。音楽や映像のジャンルや好みに応じて音質を切り替えられる。

モード 内容
FLAT 音楽本来の表情をそのままに。ジャンルを選ばず、自然で心地よいリスニング
BASS リズムの躍動感をしっかり感じられるサウンド。音楽に包まれるような没入感
CLEAR 一音一音がすっと耳に届く、澄みわたる聴き心地。細やかなニュアンスまで美しく再現
DYNAMIC 迫力と広がりを兼ね備えたサウンド。ライブ感あふれるエネルギッシュな音楽体験
VOCAL 歌声が近く、息づかいまで感じられる臨場感。ボーカル中心の楽曲をより深く楽しめる

このようにHA-A110Tは、ANCや装着感などの機能性はもちろん、何よりも音質面で大いに満足できる、“音楽がとても楽しい” TWSに仕上がっている。

インパクト重視で重低音やドンシャリに向かいがちなこの価格帯の製品としては、音楽の魅力を最大限に発揮してくれる王道といえるサウンドで、しかも望外の出来のよさを持ち合わせている。

是非、多くの人に試してほしい、素敵な製品だ。

(提供:JVCケンウッド)

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