ビクター「HA-A110T」速攻レビュー!評論家も太鼓判な“ネクスト スタンダード”イヤホン
実際にいくつかのシチュエーションで試してみたが、総じていえば “自然なノイズキャンセリング” といったイメージ。
低域 - 中域の暗騒音と呼ばれる耳障りな音をしっかりとマスクしつつ、人の声などはほどほどな抑制に留め、(音楽を止めさえすれば)そのまま会話が行えるように工夫されている。ずっとANCオンのままでも違和感なく使えるのは嬉しいかぎり。

屋外だけでなく、オフィスや自宅などの室内でも集中できる環境を作り上げられそう。実際、試しにとHA-A110TのANCをオンにして音楽をかけずにこの原稿を書いてみたが、仕事部屋が随分と静かな環境に生まれ変わってくれたため、集中して作業を進めることが出来た。
一方で、音量をかなり控えめにしても迫力をさほど失わず音楽を楽しめるのも嬉しいポイントといえる。ANCの調整に関しては、強力さ一辺倒ではない、なかなかの絶妙さといえる。
残量を気にせず使えるロングバッテリー性能も嬉しい
バッテリーの持続時間が一般的な製品よりも長めに設定されていることも嬉しい。イヤホン単体で最大約17時間も使い続けられるうえ、専用ケースからの充電も含めると最大44時間もの長時間使用が可能となっている。
つまり朝から晩まで聴き続けてもバッテリーが切れることはないし、通勤通学等での利用(毎日合計4時間くらいだろうか)だと10日以上使い続けることができる。バッテリー残量を気にせず使い続けられる(そして1週間から10日に1回の充電で済む)のは、嬉しいかぎりだ。
また、バッテリー関連ではワイヤレス充電にも対応。一般的なワイヤレス充電器を使えば、USBケーブルをつながずとも本機のケースを充電器へ置くだけで充電することができる。
加えて、スマートフォン用アプリも用意されていて、こちらでは機能設定や音量調整、イヤホン自体のアップデートを行うことができる。今回は製品発売前のためアプリは活用できなかったが、発売後はタッチ操作のカスタマイズも行えるようなので、自分好みの扱いやすい設定にカスタマイズしたいところだ。
もうひとつ、特筆ものだったのが装着感のよさだ。ビクター独自の高音質化イヤーピース「スパイラルドットPro」の採用に加えて、片側約5.7gという軽量さ、フィット感の良いイヤホン本体デザインとが相まって、軽快でありながら、しっかりと耳穴にホールドしてくれる。

スティックタイプのため装着、取り外しも簡単。ケースからの取り出しやすさ、しまいやすさも含め、扱いやすさに関しても良好に思えた。
音質レビュー:「実体感のあるダイレクトでピュアな音」
このように、機能性に関しては充分な満足度を与えてくれる “扱いやすい” 製品に仕立てられているHA-A110Tだが、ビクターといえばやはりサウンドが最大の魅力。どんな表現の音を楽しませてくれるのだろうか。
