JBLのスポーツ向けイヤホン「Endurance」シリーズ3タイプ使い比べレビュー!首かけ/ながら聴き/完全ワイヤレス…ベストな一台はどれ!?
軽快さとコスパが光る1万円切りモデル。「Endurance Pace」
最後に試したのは今秋発売の新製品、オープンイヤーネックバンド型の「Endurance Pace」だ。骨伝導モデルを連想させるデザインだが、空気伝導方式を採用しており、自然でクセの少ないサウンドが持ち味。
Endurance Zoneと同様の18×11mmドライバーと「アダプティブ 低音強化アルゴリズム 」により、オープン型ながら低域は芯があり骨太な再生だ。クリアな中高域とバランスの取れたチューニングは、音楽だけでなくポッドキャストなどの音声コンテンツとの相性もよかった。
軽量なチタン系メモリーワイヤーのネックバンドは、装着するとほとんど存在を感じないほど軽やか。
耳への負担が少なく、長い距離をゆっくり走るLSD(Long Slow Distance)やエアロバイクといった“ながら系”のトレーニングにぴったり。約1時間程度のランニングで使ってみたが、自然に体のリズムと音楽がシンクロし、時間の経過を忘れるほどだった。
操作系は物理ボタン式を採用し、手探りでも確実な操作が可能。運動中に汗をかいた指でも誤動作なく操作できるのは安心感があった。

バッテリーは最大10時間、急速充電は10分で約4時間再生可能と、日常のルーティンに十分対応できる。
さらに、IP68の防水・防塵、マルチポイント接続対応など利便性にもぬかりがない。この完成度で税込1万円を切る価格は実に魅力的だ。
【こんな方におすすめ】
・ジョギングやウォーキングなど長時間の“ながら運動”を快適にしたい方
・コストを抑えつつ、性能を妥協したくない方
・運動中でも確実に操作できる物理ボタンを好む方
JBL Enduranceシリーズで「日々のスポーツがもっと楽しく自由になる」
「Endurance」シリーズの3モデルを試して強く感じたのは、JBLがスポーツシーンにおける多様なニーズに真正面から応えている姿勢だ。集中力を高める「Race 2」、周囲との共存を叶える「Zone」、軽快さとコスパで日常に寄り添う「Pace」。
自分のワークアウトスタイルに最も合う一台を選び出せば、日々のトレーニングはもっと楽しく、もっと自由になるはずだ。
音楽が運動に寄り添うだけでなく、運動そのものを変えていく──それを実感させてくれるラインアップだった。
| Endurance Race 2 | Endurance Zone | Endurance Pace | |
| 直販価格(税込) | 11,000円 | 18,150円 | 9,900円 |
| スタイル | カナル型完全ワイヤレス | オープンイヤー型完全ワイヤレス | ネックバンド型オープンイヤホン |
| 防水・防塵性能 |
IP68
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IP68
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IP68
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| 最大再生時間 | 本体12+ケース36=48時間(※ANCオフ時) | 本体8+ケース24=32時間 | 10時間 |
| 本体重量 | 各6.4g |
各10.3g
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32g |
| こんな方にオススメ |
・音楽に没入したい |
・運動と音楽を安全に楽しみたい ・長時間使っても耳が疲れにくいモデルがほしい ・ながら聴きでも低音に妥協したくない |
・長時間の“ながら運動”を快適にしたい |
(提供:ハーマンインターナショナル)
