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PREndurance Race 2/Zone/Paceを試した

JBLのスポーツ向けイヤホン「Endurance」シリーズ3タイプ使い比べレビュー!首かけ/ながら聴き/完全ワイヤレス…ベストな一台はどれ!?

公開日 2025/10/31 07:00 草野晃輔
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風と音を同時に感じる新感覚。「Endurance Zone」

Endurance Zone ¥OPEN(直販サイト価格 税込 18,150円)

次に試したのはオープンイヤー型の「Endurance Zone」。耳を塞がないため、屋外でのアクティビティで特に威力を発揮する。

高品質なリキッドシリコンと形状記憶ワイヤーでできたイヤーフックはしなやかで、装着感は驚くほど軽やか。耳を圧迫せず、まるで体の一部になったかのような自然なフィット感だ。これなら、かけっぱなしでも疲れにくいだろう。

気温が落ち着いたタイミングで公園をジョギングする。オープンイヤー型は構造上、低音が弱くなりがちという先入観があったが、本機はいとも簡単にそれを覆してくれた。

JBL独自の音漏れを最小限に抑える「OpenSoundテクノロジー」と18×11mmドライバー、さらに低域を自動調整するアルゴリズムの組み合わせで、力強いベースラインが響く。屋外の雑音の中でも音の輪郭が崩れず、BPMの速いロックやEDMでは自然と足が前に出た。

周囲の音が自然に混ざる点も心地よい。背後からの自転車のベルや、ランナー同士の会話、子どもの笑い声。それらがBGMのように重なり、景色と音楽が一体化する。安全性と開放感が両立することで、外で走ること自体が楽しくなる。

ユニークなのが、IP68の防水・防塵に加えて「パルスドライ」機能を備えること。アプリから特定の周波数の音を出して水分を除去するもので、水滴が付着したときでも安心してリカバリーできる。最大32時間のバッテリー、急速充電、マルチポイント接続と機能面も充実。カフェでの作業にも試したが、音漏れは抑えられており、周囲を気にせず使えた。

【こんな方におすすめ】
・ランニングやサイクリングで安全を確保しつつ音楽を楽しみたい方
・長時間の使用でも耳への負担が少ないモデルを探している方
・オープンイヤー型でも低音に妥協したくない方

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