カジュアルなのに本格派。JBL「BAR 800MK2」は“推したいサウンドバー”だ!

「推したいサウンドバー」- JBL「BAR 800MK2」を徹底レビュー
近年、リビングのテレビを中心に構築する“カジュアルシアター”のニーズが高まっている。メーカー各社から、テレビ用のスピーカーやアンプの有力モデルが続々登場している中、“手軽な設置で本格派サラウンド”のバランスが最強な選択肢として、個人的にはJBLのサウンドバーを推したい。
普段暮らしているリビングで、“単体サブウーファーとリアスピーカーあり”のサラウンド環境を手軽に叶えられるからだ。最大のポイントは、リアスピーカーをワイヤレスで設置できること。
しかも、“電源も含めて無線”のガチなワイヤレス化である。リビングにおけるリアスピーカー設置方法として、かなり理想的で現実的だ。
JBLでは、この“完全ワイヤレスリアスピーカー”を実現するサウンドバーとして、「BAR 800MK2」「BAR 1000MK2」「BAR 1300MK2」とグレード別に3機種をラインナップしている。
| BAR 800MK2 | BAR 1000MK2 | BAR 1300MK2 | |
| スピーカー数 | 7.1ch | 7.1.4ch | 11.1.4ch |
| 総合出力 | 780W | 960W | 2470W |
| 税込直販価格 | 110,000円 ※ウェブ直販限定 |
159,500円 |
228,800円 |
今回はその中でも、最もコストを抑えたモデルのBAR 800MK2に注目したい。比較的手が届きやすい価格ながら、基本の使い勝手は上位モデルと共通で、満足度の高い一台なのだ。自宅でBAR 800MK2を試用した所感を交えて、詳しく紹介しよう。
“完全ワイヤレス”の7.1chサウンドバー
では早速、BAR 800MK2の基本スペックからチェック。本機はDolby Atmos/DTS:X対応の7.1chモデルで、サウンドバー本体+別筐体サブウーファー+リアスピーカーの3点で構成される。

サウンドバー部には44×80mmレーストラック型ドライバー×6基と25mm径トゥイーター×2基、リアスピーカー部には1個につき44×90mmレーストラック型ドライバー1基(左右合計2基)を内蔵。ここにサブウーファー部の250mm径ウーファー1基を加えた、11基ユニット構成となる。総合出力は780W(サウンドバー本体:400W、リアスピーカー:40W×2、サブウーファー:300W)。
