【ミニレビュー】逆起電流に効く!スペックの“リアルサウンドプロセッサー”「RSP-55」
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、国産メーカー・SPEC(スペック)、第五世代へと進化した “リアルサウンドプロセッサー” 「RSP-55」の音質をチェック!
効果は十二分、ボーカルの質感をきめ細かく描写
SPECの “リアルサウンドプロセッサー” の新しいベーシックモデル「RSP-55」を聴いてみよう。リアルサウンドプロセッサーとは、アンプとスピーカー間で発生する音質に有害なインピーダンス変動を補正し、逆起電力を吸収することで音質向上を図るアクセサリーである。スピーカーの入力端子との間にスピーカーケーブルで接続して使用する。
同社のリアルサウンドプロセッサーは今までたくさん聴いてきたがどのモデルも大変効果があった。リーズナブルな価格の本機の効果はどうだろうか?Qobuzを再生して試してみた。
セシル・マクロリン「Thunderclouds」はボーカルの質感が実にきめ細かく描写されて肉声感が凄い。伴奏のピアノ、ギター、ベース、パーカッションの音像もそれぞれに密なテクスチャーで丁寧に描き分けられる。
マレーシア出身のシンガーソングライター、ユナの「ティアダ・アヒール」はピアノの特に中低域成分が濃密に感じられて味わい深い。そしてやはりボーカルの質感がきめ細かく描かれる。
今まで聴いてきたリアルサウンドプロセッサー同様S/Nも大きく向上する。「RSP-55」、ベーシックモデルだが効果は十二分だ。
